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  • テキパキしてない人、愛想も要領も悪い人はどこへ行ったの? - シロクマの屑籠

    「どこの業種に行っても優秀なやつばかり見かける。コンビニ然り、公務員然り。昭和の頃より皆テキパキ動いていて、愛想も良くて、意外と応用も利いている」 時々、これが恐ろしいことのように思えることがある。じゃあ、テキパキしてない奴、愛想の悪い奴は一体どこへ行ったのか? 2014-11-08 22:28:08 via Twitter Web Client この、何気ない疑問がたくさんリツイートされて、followersが200人ぐらい増えてびっくりした。反応も様々で、こちらには色々なコメントがぶら下がっている。 いやしかし、当に不思議だ。 コンビニやホームセンターの店員だけじゃない。市役所の窓口の人も、福祉課の皆さんも、たいしたものだ。職業柄、若い警察官の方と話す機会も多いけれど、彼らの対応にもソツがない。えらくスムーズで、しっかりしている。 似たような傾向は、建設業や製造業に従事している人にも

    テキパキしてない人、愛想も要領も悪い人はどこへ行ったの? - シロクマの屑籠
    cider_kondo
    cider_kondo 2014/11/14
    シロクマ先生の字が文長だとは知らなかった。馬岱に背後から斬られないように気をつけてください(演義脳
  • 人生はシビライゼーションに似ている - シロクマの屑籠

    人生RPGよりもシューティング 人生ゲームに喩える遊びは面白い。ゲーム好きなら、いろんなゲームのフィーチャーが連想されると思う。私の場合は、『ガンパレードマーチ』の発言力システムや『ザナック』『バトルガレッガ』の可変難易度が、人生のある部分にとても似ていると感じる。 思うに、一番人生っぽいゲームは『シビライゼーション』だと思う。それも調整の行き届いた『シビライゼーション5』じゃなくて、どんどん技術格差ができてしまう『シビライゼーション3』や『4』のほうが人生っぽい。他のゲームもそうだけど、どうせ人生ゲームになぞらえるなら、どこか理不尽で、どこか調整が狂っていて、それでいて人生の長さや局面の変化が実感できるようなものがいいと思う*1。その点、シビライゼーションは、運が絡む理不尽さも、調整のバランスも、プレイ時間の長さも申し分ない。人生ゲームに喩えるにあたって、五指に入る候補だと思う。

    人生はシビライゼーションに似ている - シロクマの屑籠
    cider_kondo
    cider_kondo 2014/10/08
    id:masapguin<ガープスのキャラメイクの一番素晴らしい点は、性格に問題ある人に遭遇しても「そうやってCP稼いでいるからしょうがない」と達観できるようになることですね!(本気
  • ファスト風土には「趣味の奥行き」が無いんですよ。 - シロクマの屑籠

    ここは退屈迎えに来て (幻冬舎文庫) 作者: 山内マリコ出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2014/04/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (24件) を見る ファスト風土はなぜ“退屈”なのか? この疑問について、以下のブログで「生産なき消費は退屈」という視点が書かれていた。 『ここは退屈迎えに来て』ーーファスト風土の“退屈”から抜け出すには - (チェコ好き)の日記 とりあえず人間というのは、「消費」するだけだと退屈する生き物なのではないか、ということがこの小説を読むとわかります。 http://aniram-czech.hatenablog.com/entry/2014/09/28/113710 この「生産なき消費は退屈」という視点、郊外に住んでいる人にはだいたい当てはまっていると思う。ただし、大都市圏、特に東京の趣味人には必ずしも当てはまらない。 実際、『ここは退屈迎えに来

    ファスト風土には「趣味の奥行き」が無いんですよ。 - シロクマの屑籠
    cider_kondo
    cider_kondo 2014/09/29
    ニコ生があれだけ流行る理由と、しかしてそれは実際には都会の若者(やそれより上の年齢層)が使っているのではないか疑惑。この点においては都会も田舎も等しく刺激的であり退屈である。
  • 『融解するオタク・サブカル・ヤンキー ファスト風土適応論』を出版します。 - シロクマの屑籠

    オタク・サブカル・ヤンキーな書籍を花伝社から出版することになりました。 融解するオタク・サブカル・ヤンキー ファスト風土適応論 作者: 熊代亨出版社/メーカー: 花伝社発売日: 2014/10/02メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログ (17件) を見る タイトルは、『融解するオタク・サブカル・ヤンキー ファスト風土適応論』です。想定読者は……そこのあなた!オタク、サブカル、ヤンキー、ファスト風土に一家言ありそうな顔をしている、そこのあなたです。これらの語彙に愛着や憎悪を抱いている人達に間違いなく刺さるよう、念を込めてつくりました。 近年は、オタクが死んだ・サブカルは終わった・ヤンキーがマイルドになったと言われていますし、実際、地方の国道沿いや郊外では、オタクともサブカルともヤンキーともつかない若者を多数みかけます。そうした現状を、オタク論・サブカル論・ヤンキー論それぞれ

    『融解するオタク・サブカル・ヤンキー ファスト風土適応論』を出版します。 - シロクマの屑籠
    cider_kondo
    cider_kondo 2014/09/12
    何かマトモなコメント書こうとしてたはずなんだけど、id:orangestarさんのブコメ見たら「かねがねかねがねぇ」からの源平討魔伝脳内自動再生が始まって困った。ロードサイドって越中だったのか(違います
  • 常軌を逸していれば、とりあえずネットアイドルになれてしまう - シロクマの屑籠

    はてな村奇譚16 - orangestarの日記 リンク先の漫画は、ネットのローカルコミュニティで“アイドル”になるための要件に触れている。 “ネットアイドルは皆の羨望と嫉妬を集める大変なお仕事”と前振りしたうえで、作中、ネットアイドルになるための資格は「歌って踊れることだけです」とされている。もちろん、ここでいう「歌って踊る」はニコニコ生放送だけを指すのではなく、恥ずかしがらず芸を披露できること、パフォーマンスできること全般を指すんだろう*1。 「歌って踊れる(=パフォーマンスできる)なら、誰でも簡単にネットアイドルになれる」と書くと明るい話のように見えるし、実際、ネット上でアイドル的にうまく立ち回った人もいるだろう。それでも現実を顧みれば、皮肉の利いた、ブラックなフレーズと思わざるを得ない。 芸やパフォーマンスが確固たるストラテジーに基づいて積み上げられ、技術的にも鍛えられているならま

    常軌を逸していれば、とりあえずネットアイドルになれてしまう - シロクマの屑籠
    cider_kondo
    cider_kondo 2014/09/11
    少女革命ウテナのシナリオの解説(だったと思う)で榎戸が「才能とは欠落である」と書いていたのを思いだした。
  • “ネットde真実”は遠くなりにけり - シロクマの屑籠

    1.あらかじめ断っておくと、いつの時代にもインターネットには事実でも真実でも無い書き込みがたくさんあった。例えばパソコン通信上の文面や、ウェブサイト同士の友誼を掲げた文面で、心とも事実とも一致しないような玉虫色の言葉が弄されることなど、そう珍しくもなかったと記憶している。 それでもなお、インターネットでしか読めない真実・インターネットでしか語られない事実、といったものは掘ればザクザク出てきた。インターネットで内緒話や秘密の打ち明け話ができると勘違いしている人、インターネットがアンダーグラウンドだと信じている人――こういった無邪気なユーザーによって、インターネットには湖底から湧き出すメタンガスのごとき真実や事実が充満していた。 2014年から眺めると、そうしたイノセントな書き込みは、インターネットに対する無知・誤解・錯覚によって生み出されていたと決めつけたくなるが、それだけでも無かったよう

    “ネットde真実”は遠くなりにけり - シロクマの屑籠
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    cider_kondo 2014/08/29
    汚れっちまった悲しみに いたいたしくも怖気づき 汚れっちまった悲しみに なすところもなく日は暮れる
  • 承認欲求の畜生界 - シロクマの屑籠

    はてな村奇譚2 - orangestarの日記 リンク先のタイトルは『はてな村奇譚』となっているが、内容は広範囲のネットユーザーに当てはまる。 ・ネット承認欲求を求めている人間達がいつのまにか化物に ↓ ・かわいそうに、あれでも人たちはまだ人間のつもりなんですよ? ↓ ・あなたも気をつけてください 「豚もおだてりゃ木にのぼる」と言うけれど、認められたい欲求や注目されたい欲求にほだされ、奇態醜態を繰り返すネットユーザーのなんと多いこと!『いいね!』『favorite』『はてなブックマーク』に一喜一憂し、それらを獲得するために“芸”をうつ人、必死にウケを狙う人なら、もっと沢山見かける。twitterやソーシャルブックマーク上で何か気の利いたテーマが与えられるたびに“大喜利”に参加せずにいられない人・時事ネタにいっちょ噛みせずにいられない人・“俺の影響力”を考えなければならない人etc……。

    承認欲求の畜生界 - シロクマの屑籠
    cider_kondo
    cider_kondo 2014/08/29
    だいたいあってる。でも畜生道ってのはどう考えても餓鬼道の間違いだよね。いくら求めてもけして満たされない欲なわけですし。
  • 東方とヤンキーと“よさこい” - シロクマの屑籠

    私は2010年ぐらいまで東方シリーズを遊んでいて、BGMをiPodに入れるぐらいには好きだった。バランスの整った弾幕シューティングゲームを自宅PCで遊べるのも嬉しかったし、BGMや背景、弾幕ゲシュタルトもそれなり気に入っていた。 それでも、なにかが引っ掛かって東方シリーズの世界観に埋没しきれなかった。全体としては好きなんだけれど、私が嫌いなもの、私とは相容れないものが宿っていると感じていた。それが何なのか表現できないまま、5年間ほど経ってしまったけれど、最近、ある人にヒントを頂いて、その答えがわかったような気がする。 「東方は意外とヤンキーっぽい。」 何が引っ掛かっていたのか、その一言でわかった。そうだ、東方シリーズには、ヤンキー文化圏の(記号の)匂いがしていたのだ。 同じシューティングゲームでも、『グラディウス』『ダライアス』シリーズには、ヤンキー文化圏の匂いなど全く感じない。『バトルガ

    東方とヤンキーと“よさこい” - シロクマの屑籠
    cider_kondo
    cider_kondo 2014/07/10
    この前のエントリを思い出して、高知に移住した某炎上系ブロガーの話題が入ってるかと思って期待してたのに!(八つ当たり/id:whkr<いにしえの「マニア道」ですな。なんでも鍛錬というか修行にしてしまうアレ
  • イケダハヤトさんの煽りキャラは、何歳まで有効か - シロクマの屑籠

    イケダハヤトはなぜ嫌われるのか? エレファントブックス新書 作者: イケダハヤト出版社/メーカー: エレファントブックス発売日: 2014/06/01メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る 先日、電子書籍のエレファントブックスさんから「新刊が発売されます!」メールが届いていた。どんな電子書籍が 「いいね!」時代の繋がり―Webで心は充たせるか?― エレファントブックス新書の兄弟になるのかな?と思ったら……イケダハヤトさんの新刊だった。 これまで、私は私なりにイケダハヤトさんの文章を読んできた。ときに、興味を惹くことも書いてらっしゃるけれども、基的には私の好みからは遠く、上記電子書籍を誰かに勧めたい気持ちにもなれない。このブログの常連読者さんが求めているものとも、たぶん違う。 だから、ステルスマーケティング的な宣伝をやろうと思っても、どうせやれそうにない。それより

    イケダハヤトさんの煽りキャラは、何歳まで有効か - シロクマの屑籠
    cider_kondo
    cider_kondo 2014/07/08
    高知行きを決断した前後の中の人の内面の葛藤とか妄想すると、それはそれで面白い。あのとき、実際には本人は結構「先」のことを計画的に考えているのではないかと疑いたくなった。
  • モチベーションの情報戦 - シロクマの屑籠

    最近は、”努力の目利き”に敏感な人が増えた。 無思考な努力、あてのない努力は否定され、よく練られた努力や実利のありそうな努力が望まれるようになった。度が過ぎればデメリットが目立つけれど、さしあたって”努力の目利き”を意識するのは良いことだと思う。 それなら”承認欲求の目利き”はどうだろう? たいていの人間は、褒められると嬉しくなる。モチベーションだって沸いてくるだろう。一般に、そうした体験は嬉しいものとみなされやすい。 でも、承認欲求の目利きを誤ると、どんな目に遭うかわかったものじゃない。承認欲求がモチベーション源になっているということは、その承認欲求をくすぐられ、おだてられれば、他人に行動や努力の方向性をコントロールされてしまう、ということでもある。ほだされて良い気分になっているうちに、悪事の片棒を担わされたり、リソースを吸い上げられたりしてはたまらない。 昔から、“よく心得ている人”は

    モチベーションの情報戦 - シロクマの屑籠
    cider_kondo
    cider_kondo 2014/06/20
    タイトル見てどういう記事かと思ったら、単なる「はてな村オンライン」のプレイの手引きだった
  • マジョリティが二次創作や脳内補完に親しんでいる社会 - シロクマの屑籠

    大塚英志緊急寄稿「企業に管理される快適なポストモダンのためのエッセイ」 | 最前線 - フィクション・コミック・Webエンターテイメント 先日、大塚英志さんが書いたKADOKAWAとドワンゴの合併についての文章を読んだ。文章を読み進めるうちに、何か喋りたくて仕方が無くなってきた。面白かった、ということだろう。 特に印象的だったのは、以下のくだりだ。 つまり、KADOKAWAとドワンゴの合併はコンテンツとインフラの合併ではなく、インフラとインフラの合併である。ニコ動とジブリとか、角川と講談社の「合併」(もう何があっても驚いてはいけない)ならインフラとコンテンツの合併になるが、そうではない。 http://sai-zen-sen.jp/editors/blog/sekaizatsuwa/otsuka-%20essay.html KADOKAWAはコンテンツを販売している会社のようにみえる。けれ

    マジョリティが二次創作や脳内補完に親しんでいる社会 - シロクマの屑籠
    cider_kondo
    cider_kondo 2014/05/24
    最重要インフラはボカロだと思っているのでそこへの言及がないのが不満(インフラとプラットフォームは分けて論じるべきかもだけど
  • 移民を前提とした先進国/移民を前提としない新興国、それぞれの少子高齢化 - シロクマの屑籠

    「ファスト風土が、末端から壊死していく」 - シロクマの屑籠 上記の続きとして、少子高齢化にまつわる文脈やお国事情の違いを意識しながら、まとまりの無いことを書いてみる。 宗教や民主主義などもそうだが、ある思想やシステムを別の国に移植すると、移植元の国と移植先の国の違いによって齟齬や変質が生じるのが世の常だ。少子高齢化の問題も、そうした齟齬や変質を含んでいるようにみえる。 欧米でみられた少子高齢化のトレンドは、高度成長を終えた1970年代の日にも到達し、その後、台湾韓国中国などが後を追った。欧米的な価値観・社会システム・経済成長・教育の高度化などと密接に結びついた少子高齢化は、もはや一部の先進国だけのものではない。 諸国の状況をみると、少死高齢化の土台になっているであろうファクターもまた、順調に広がっている。東アジアの国々でも、経済の成長や教育の高度化はそれなり進んでいるようだし、多少

    移民を前提とした先進国/移民を前提としない新興国、それぞれの少子高齢化 - シロクマの屑籠
    cider_kondo
    cider_kondo 2014/05/08
    id:senchafreak69さんの対策案の予算規模が思ったより小さくて驚いた。公共投資と考えればかなり効率いい。「コンクリートから人へ」というのは実は正解だったということか
  • 「ファスト風土が、末端から壊死していく」 - シロクマの屑籠

    極点社会 ~新たな人口減少クライシス~ - NHK クローズアップ現代 先日のNHK 『クローズアップ現代』は、東京への一極集中と過疎地の消滅、そして日全体の出生率低下についての特集だった。かじりつくように視聴した。 地方の幹線道路沿いに住んでいると、こうした過疎や出生率の問題は肌感覚としてなんとなくわかる。朝、ニュータウンの通学路を歩く子どもの姿が少なくなり、ファスト風土の賑わいがゆっくり縮退しているエリアも目にうつる。そういうエリアでは、老人介護施設だけがピカピカの威容を誇っているのが常だ。 ところが、番組で放送されていた内容は、そうした肌感覚の一歩先を行っていた。NHKの集計によれば、全国市町村の1/5ではお年寄りの数が減少に転じているという。老人介護施設に入所するお年寄りすら減少していく超過疎地の現状――これはまだ、私の体感レベルではピンと来ていなかった。じきに体感レベルでわかる

    「ファスト風土が、末端から壊死していく」 - シロクマの屑籠
    cider_kondo
    cider_kondo 2014/05/02
    県土面積の8割が山地なんで一番同意できるのはid:xevraさんのブコメだった/id:TOM2005<手入れされない人工林とか、繁殖した竹に飲まれたりとか、自然とはほど遠い場所ばっかかと。自然に戻すには人手と金が要りますよ
  • マイルドヤンキーに「貧困」「反知性主義」が短絡される現象について - シロクマの屑籠

    「マイルドヤンキー」という言葉があぶり出した日の階層:日経ビジネスオンライン 私もリンク先の視点に賛成だ。 若者文化の表象を理解する糸口として「ヤンキー」「マイルドヤンキー」といった言葉を用いるのは悪く無いと思うし、そこからマーケティング論を展開するのも面白い。だが、そういうストーリーから「マイルドヤンキー=貧困」となり、あまつさえ「マイルドヤンキー=みんな馬鹿」的な誤解を生みそうになっている現状は、ウヘェ、と思わずにいられない。 予め断っておくと、原田曜平さんの『ヤンキー経済』も、斉藤環さんの『世界が土曜の夜の夢なら』も、とても興味深く、面白いだ。前者はマーケティングの視点からヤンキー的地方民を書き綴っただし、後者はヤンキー先生こと義家弘介さんのヤンキースピリットに潜む反知性主義を指摘し、ヤンキー→ヤンキー的なものへの変遷を知るヒントを彩り豊かに紹介している。 だが、こうしたヤンキ

    マイルドヤンキーに「貧困」「反知性主義」が短絡される現象について - シロクマの屑籠
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    cider_kondo 2014/03/28
    自身は高学歴なのに反知性主義を唱える人が大昔からいて、あれは何なんだろう、みたいな要素はある。主張について、「何を」よりも「誰が」を重視するのは悪弊かも知れないが、役立つ場面もあると言うことか(謎
  • ネットでは、給湯室談義が権力を帯びるようになり、ワイドショー人間が権力者になる - シロクマの屑籠

    昨日の続き。 これまでの社会では、ほとんどの人間がワイドショー的なお喋りに耽っていようとも、たいして問題になることはなかった。 もともと人間は、ある程度までワイドショー的だ。給湯室談義も、床屋談義も、居酒屋談義も、かしこまって専門的に喋るわけでも、責任を意識しながら喋るわけでもない。学術的な正確さよりもゴシップや醜聞に惹かれ、下世話な話題に相槌を打つ――そうした泡のような言葉は、歴史が始まって以来、無数にわき起こってきたし、これからもわき起こるだろう。 問題は、そうした給湯室談義、居酒屋談義的なものが、インターネットでは泡のような言葉として消えてしまわず、ときには権力や強制力を帯び始めるって点だ。 素人同士のワイドショー的会話は、来はたわいもなく話され、たわいもなく忘れられていくものだった。純粋な話し言葉だった頃のワイドショー的会話は一過性の度合いが強く、まさに泡のような存在だった。 そ

    ネットでは、給湯室談義が権力を帯びるようになり、ワイドショー人間が権力者になる - シロクマの屑籠
    cider_kondo
    cider_kondo 2014/03/18
    うーん。自分はミドルメディアというかキュレーションサービスこそが暴力の核心だと思ってるけど。SNSが存在するけど、NAVERもまとめサイトも拡散BOTも(もちろんはてブも)ない世界を仮定すると、炎上は起きにくそうだし
  • なんでも手当たり次第に言及しているアカウントは、ワイドショーの劣化コピーになってしまう - シロクマの屑籠

    ブログやtwitterを眺めていると、ワイドショーを劣化させたようなアカウントをしばしば見かける。ありとあらゆる話題に言及しているけれども、どれもこれも底が浅く、皮相的で、読者におもねるところ甚だしいようなアカウントだ。時事の話題、ネットの話題には手当たり次第言及しているのに、ユニークな思念も、一貫性も香り立って来ないアカウント。それとも、あらゆるジャンルの表面 1cm を撫で回し続け、まったく深まっていかないこと自体がそのアカウントの特徴かもしれない。まさにワイドショーの劣化コピーだ。 いや、こう書くとワイドショーに失礼というものだ。ワイドショーには計算があって、短時間に最大限のアウトプットを行うための工夫がある。全国の視聴者に訴えかけるべく、ワイドショーはメディアとしてぎりぎり一杯の仕事に取り組んでいる。話題の表層にしか触れられない条件に特化した技術と洗練と蓄積――こうした“わざ”は、

    なんでも手当たり次第に言及しているアカウントは、ワイドショーの劣化コピーになってしまう - シロクマの屑籠
    cider_kondo
    cider_kondo 2014/03/17
    罠が多くて反応しづらい記事だと思った。あえて根っこに戻ると、フェイスブックがリア充っぽい自分を演出するためのツールになっているのの裏というか対偶のような気がする
  • 「努力」についてまわる高度経済成長期の呪い - シロクマの屑籠

    「努力は必ず報われる」の残酷さは「報われないならそれは努力ではない」にある。 2014-02-15 19:14:57 via Keitai Web 「努力」。 この言葉をやたらと礼賛する人がいる。 努力さえすれば必ずなんとかなる。人間、努力が肝心だ。努力せよ、努力せよ、努力せよ……。 私も努力は大切だと思う。しかし、[努力すれば必ず何とかなる]とは思っていない。努力は、成功するための必要条件かもしれないが、十分条件ではない。世の中には、無駄な努力を積み上げた人、非効率な努力を続けた人、見事な努力をしたのに不運にやられてしまった人がたくさんいる。だから私は「努力はしたほうが良い、よく選んで、よく考えて」とは思うけれども、「努力すれば必ず報われる」という思い込みには与したくない。 なにより、冒頭のツイートが示しているように、「努力は必ず報われる」という思い込みは、「報われていないならば、それは

    「努力」についてまわる高度経済成長期の呪い - シロクマの屑籠
    cider_kondo
    cider_kondo 2014/02/20
    なんとか袋で『プロの世界での「努力」とは、「結果の出る努力」のことであって、ただ闇雲に頑張ることではありません』と何十回かは書いた気がする。ので、前者と後者を混同するかしないかだけではないかと思う
  • 承認欲求の社会化レベルが問われている - シロクマの屑籠

    前回示したように、承認欲求そのものを叩くことに意義は無い。だが、承認欲求の充たし方、承認欲求にモチベートされて行う行動には、是非や可否が伴う。 承認欲求が充たしたいからといって劇場型犯罪を犯して良いわけがない。 承認欲求が充たすために通勤電車で楽器を弾く行為もまずいだろう。 承認欲求を充たしたい気持ちが嵩じて「ありのままの自分を全部受け止めて欲しい」と異性に望む人は、是非に関わらず、たぶんパートナーシップが長続きしない。 つまり、承認欲求をモチベーションにすること自体はオーケーとしても、社会的に妥当な充たし方かどうか、年齢相応の水準で充たしたがっているかどうかは常に問題になる。 承認欲求の社会化レベルが問われているのである。 幼児〜成人に求められる、承認欲求の社会化レベル 前回も述べたように、承認欲求は幼い時期から認められる、おそらく生得的な欲求だ。二歳〜三歳の頃から承認欲求は認められ、老

    承認欲求の社会化レベルが問われている - シロクマの屑籠
    cider_kondo
    cider_kondo 2014/01/14
    前の記事でも思ったが、歴史的に見れば承認要求それ自体は社会改良の原動力としても機能している、が、プロレタリア革命やナチズムの燃料だったのも事実。唯物論がダメな理由でもある
  • 承認欲求そのものを叩いている人は「残念」 - シロクマの屑籠

    なぜ承認欲求と自己愛が問題になるのか? - デマこい! リンク先に書いてあるように「承認欲求や自己愛は人間の基的な心理的欲求」であり、それそのものをバッシングするのは人間の基的性質をバッシングするに等しい。ところが今日のインターネットでは、承認欲求という言葉が罵倒語としてしばしば用いられている。 どうして、承認欲求(笑)として叩かれてしまうのか? 承認欲求がバカにされる社会とはどういう社会で、その社会はどのような個人を生みだし得るのか? このあたりについて、書き溜めてあった4つのブログ記事を順番にアップロードする。 承認欲求は、現代人の重要なモチベーション源 承認欲求という言葉は、アメリカの心理学者アブラハム・マズローが使った言葉で、彼の欲求段階説のなかでは生理的欲求、安全欲求、所属欲求、自己実現欲求と並んで基的な人間のモチベーションのひとつとして紹介されている。以下に、マズローの著

    承認欲求そのものを叩いている人は「残念」 - シロクマの屑籠
    cider_kondo
    cider_kondo 2014/01/09
    マズローよりフクヤマが好きなので検索したら http://hidekih.cocolog-nifty.com/hpo/2004/05/post_1.html が出てきたが10年前の記事。流石に「天が下 新しき物なにも無し」を座右の銘とする自分でも驚愕
  • 「きっと何者にもなれない時代」の平凡と「あらかじめ何者かが強制された時代」の平凡 - シロクマの屑籠

    以前、深夜アニメで「きっと何者にもなれないお前達に告げる」という台詞が出てきて、ちょっとした人気を博していた。「きっと何者にもなれないお前達」という台詞がインパクトをもって受け止められたということは、多くの視聴者が「何者かになりたい」自意識を抱えていたのだろう。それとも「何者かにならなければならない」けれども「何者にもなれそうにない」と思っていたか。 「きっと何者にもなれない」という台詞には、「お前はまだ何者でもない」という含意がある。何者かになろうと思っているうちは、何者でもないのだ。自分というものにカタチがない。心理学っぽい表現を心がけるなら「アイデンティティ拡散」「アイデンティティの確立途上」といった表現になるかもしれない。 今日、「何者かになりたい/なれない」と問う人は、しばしば、気宇壮大な何者かをイメージしている。「何者かになる/ならない」問題に拘っている人のうち、一般的な仕事

    「きっと何者にもなれない時代」の平凡と「あらかじめ何者かが強制された時代」の平凡 - シロクマの屑籠
    cider_kondo
    cider_kondo 2013/12/31
    元ネタの「誰からも必要とされないと、こどもブロイラーに送られて透明にされてしまう」への回答になってないというか浅い。