【解説】 逆・裏・対偶を書くには,単純に,入れ替えたり, ̄をつければ(条件の否定をつくれば)いいだけです。 まず,逆・裏・対偶の定義を確認しましょう。 そして,これらの関係図を示すと下の図のようになります。 両方向の矢印になっているのは,その逆の方向も成り立つことを示します。 これらは基本となるのでしっかり覚えてください。 【つまずきやすいポイント】 次に,つまずきがちなポイントについて説明しましょう。 よくつまずいてしまうポイントは,逆・裏・対偶にしたときの「真偽」を気にしてしまい,逆・裏・対偶自体がわからなくなることです。 逆,裏,対偶となる命題を述べることと,その命題の「真偽」を考えることは,全く別の話です。 「命題 x=1 ⇒ x2=1の逆を言え。」という問題ならば,「 x2=1 ⇒ x=1 」とすればよいのです。 「次の命題の逆・裏・対偶をつくり,その真偽を言え。」などという問題