【評価】 すごくおもしろい! 【関心】 久しぶりに経済関係の本を読んでみたいと思っていたところ、知り合いに勧められたので読んでみることにしました。 【感想】 想像以上におもしろくて感動してしまいました。 利子率の歴史から見た資本主義システムの限界を説く本書は、論理も明快で根拠もしっかり示されていて、水野氏の論に完全に納得してしまいました。 大学の歴史(※1)、岡田氏の分析(※2)など、現在が歴史の転換期にあることを示す要素は数多くあるのだな、と改めて思いました。 そして、歴史という広い視野を持って物事を見ることの重要性も再び実感しました。 説得力・内容ともに申し分のない本書ですが、残念ながら資本主義の「次」については書かれていませんでした。 この点に関する水野氏の意見は是非とも聞いてみたいです。 知り合いに勧めたくなるすごくおもしろい本でした。 ※1「大学とは何か」を読みました。 - 東京