前に書いたRIETIのBBLセミナーに行ってきた。シカゴ大学社会学部教授でRIETI客員研究員の山口一男氏による「女性の労働力参加と出生率の真の関係:OECD諸国の分析」だ。たいへん面白かったのだが、直接参照する場合はまずRIETIに了解をとれというポリシーだそうなので、この件についてはまた別の機会に。 聞きながら、まったく関係ないことを連想してしまった。 少子化の対策としてよく挙げられるものの中には、育児休業制度や給付の充実などのほか、一時退職した場合のキャリアパス面での制約の除去とか、業務より家庭を優先することへの周囲の理解などがある。こういう、しばしばちょっとしたことととらえられがちな要素が、女性に結婚をためらわせたり、男性に家事参加を躊躇させたりする、というわけだ。 で、連想したことというのは、ここに出てきたキャリアパス面の配慮や周囲の理解という要素が、社会人がビジネススクールなど