4年前、京都市の病院で脳腫瘍の手術を受けた女性が腫瘍ではない脳の組織を誤って摘出されたなどとして医師と病院側に賠償を求めた裁判で、病院側がミスを認める文書を裁判所に提出したことがわかりました。一方、女性が手術後に出たと主張するしびれなどの症状と、ミスとの関係については裁判で争うとしています。 この裁判は4年前、京都市にある京都第一赤十字病院で脳腫瘍の手術を受けた70代の女性が、腫瘍ではない脳の組織を誤って摘出され、しびれなどの症状が出たとして、執刀した医師と病院を運営する日本赤十字社に合わせて2800万円余りの損害賠償を求めたものです。 病院側が裁判所に提出した準備書面には「手術した医師が開頭すべき位置を誤り、指導医も気づかないまま、本来摘出すべき腫瘍ではなく、脳の他の組織を摘出した」などとミスを認める内容が書かれていることがわかりました。 このミスについて病院側は女性と家族に対し、手術か