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ブックマーク / www.outdoorfoodgathering.jp (69)

  • 猛毒かつ美味!?「菌界の河豚」シャグマアミガサタケを採って食べた

    などの理由により、キノコ狩りの対象とされることはなかった。 脳みそなせいかときに「森の哲学者」と呼ばれることもあるが、詳しいことは不明である。ぜひ命名者に詳しい事情を聞いてみたいものだ。 さらに、今後もその対象になり得ない事情がある。 その毒性の強さだ。 死の天使ジロミトりんシャグマアミガサタケにはジロミトリンという毒成分が含まれており、このままでも吐き気・嘔吐・激しい下痢と腹痛、痙攣などを起こすのだが、沸騰水中で加水分解されることによりモノメチルヒドラジンという揮発性の猛毒と化し、重篤な内臓出血と脳浮腫、意識障害を引き起こしヒトを死に至らしめる。 (実はジロミトりん♪は普通のアミガサタケにも微量含まれています。生に近い料理べるのはやめyo!) モノメチルヒドラジンはロケットエンジンの燃料として知られており、この脳みそキノコがなぜそんなものを生成するのかについてはいまいちわかっていない

    猛毒かつ美味!?「菌界の河豚」シャグマアミガサタケを採って食べた
    cinefuk
    cinefuk 2021/10/20
    「フィンランドでも、調理中に気化したモノメチルヒドラジンを吸って中毒に陥る事故がたびたび発生しているという事実!換気扇の排気口はマンションの廊下に面しており、知らずに他の住民がその下を通れば」
  • ツツジの蜜で中毒してラリった話②:意外と怖いツツジとその毒

    このグラヤノトキシンはジテルペンというグループの物質の一種で、摂取するとめまい、吐き気、下痢、口の乾き、全身の麻痺、頻脈、ひどい場合には呼吸困難などを引き起こします。ぼくが体験した症状も概ねこの通りで、特に下肢の麻痺と口の麻痺はかなり強めに出ました。頻脈と口の麻痺が同時に起こると呼吸困難になってなくてもなりそうな感じがして非常に怖い、というのは今回体験して初めて知ったことです。 ツツジの蜜を吸うと呼吸困難に陥ることもあるというのは「きみふと」の中で木野くんにも喋らせていますが、連載終わって数年してからマジで体験することになるとは思いませんでしたね。 まあそんな感じなので言ってしまえば普通に毒です。 ツツジの一種に「アセビ」という植物がありますが、漢字では「馬酔木」と書きます。これはアセビを間違ってべた馬がまるで酔っ払ったかのようにふらついたことから名付けられたそうですが、ツツジ科の植物を

    ツツジの蜜で中毒してラリった話②:意外と怖いツツジとその毒
    cinefuk
    cinefuk 2021/10/19
    ツツジの蜜に含まれる毒(酩酊)成分。子供の遊びと思ったら…『 #グラヤノトキシン はツツジの全草に含まれており、特に含有量が多いとされる新芽をそのままバクバク食べれば簡単に中毒することができるでしょう』
  • 利根川で野生化グッピーを採ってアヒージョにしてみた

    皆さん、温暖化対策してますか?? してない? ダメですよしないと。是非明日からやってください! いや別に車乗るなとか二酸化炭素吐くなとか言う話ではなくてですね、今日したいのは「必要以上に温水を使うのをやめる」というのはどうですか、というご提案です。 温暖化と聞くと気温の上昇や、それに伴う環境の変化を想像される方が多いと思うのですが、我々水の国の国民として最も喫緊の課題なのは気温ではなく「水温」の上昇ではないかと最近とみに思います。河川や海水(とくに内湾)の水温がバチクソ上昇しているんですよね。 気温の上昇については人間の活動以外にもその原因は多々ありますが、我々の身近を流れる河川や、東京湾・大阪湾といった内湾湾奥の水温上昇はほぼほぼ人間の経済活動が原因だと考えられています。簡単に言うと「温排水を排出しすぎ」であるということ。 今や我々の生活はお湯とともにあり、発電所の冷却水から工場の排水、

    利根川で野生化グッピーを採ってアヒージョにしてみた
    cinefuk
    cinefuk 2021/08/18
    食洗器の排水、なるほどー。でも風呂排水と比べてどうかな『もともとはペットだったグッピーが利根川に捨てられ、下水処理水という温水が流れ出すこの場所にたどり着いたものは生き延び、繁殖・野生化できたのでは』
  • 街中ポルチーニことヤマドリタケモドキを敢えての和風料理にしてみた

    櫛田川野会にご参加いただきました皆様、ありがとうございました! 料理写真をツイートしてくださった皆様もありがとうございます。例によって #櫛田川野会2019秋 のハッシュタグで会の様子がご覧いただけますので、よろしければ覗いてみてください。 今回、会の最中に米騒動氏が作っていたミートソースパスタですが、ひき肉1kg、とろけるチーズ1kgに対して、ヤマドリタケモドキが半乾燥状態で2kgほどぶちこまれてます。頭が悪すぎる。 ヤマドリタケモドキのミートソースパスタ! 絵面がジブリみあるな…#櫛田川野会2019秋 pic.twitter.com/xs1nlkqPpV — くりふじ (@kurihuji) September 21, 2019 これで旨味中枢を破壊された人が大量発生し社会問題にもなりました。近縁とはいえさすがはポルチーニ、クリティカルなダメージを与えに来ますね。満足です。 都心

    街中ポルチーニことヤマドリタケモドキを敢えての和風料理にしてみた
    cinefuk
    cinefuk 2021/08/15
    『 #ヤマドリタケモドキ ポルチーニの一種なので普通は干してからパスタに入れたり、オムレツにしたりして楽しみます。しかし今回は小ぶりでキュッとしたものが多かったので、敢えて生のまま、普段とは別の食べ方を』
  • 「下水まみれ」と揶揄されたお台場の海の魚を釣って食べてみた

    オリンピック、やってますね! 競技場外ではオリンピック開催賛成派と反対派がそれぞれスクラム組んで対決していて「人々といふものはしょせん党派性でしか生きられない弱い生き物……」と思うのですが、しかし賛成・反対を問わず「それはやめとけよ」とみんなが思っていたものも、今回のオリンピックでは見受けられますよね。 その最たるものが「東京湾奥での水泳競技」ではないかと思います。 台場の水はなんで汚いの?オリンピック開催前より、世界中のメディアで「東京でオリンピックを開催するに当たり考えうる懸念」について報道がされてきましたが、中でもたくさん取り上げられたのが、トライアスロン競技場の水質。 今回フィールドに選ばれたのは、オリンピックの中心会場の一つであるお台場海浜公園。しかしここの水質はどう考えても遊泳に向いておらず、実際に遊泳禁止となっており、そんな中でオリンピック競技を開催してもいいのかという非難が

    「下水まみれ」と揶揄されたお台場の海の魚を釣って食べてみた
    cinefuk
    cinefuk 2021/08/03
    "噛んでいると独特の「湾奥臭」これはしかし「トイレ臭」「うんこくさい」ではなく「油臭い」「工場の臭い」ちょっとゲオスミン臭も。隅田川で生成されたゲオスミンが小魚にたまり、それを食べたスズキの生物濃縮が"
  • 飛騨名物「河ふぐの刺身」を霞ヶ浦のアメリカナマズでやってみた

    はい、そういうわけで今回のアメリカナマズ、マジでゲオスミン臭一切なかったんですよ。びっくり。 しかも身が臭くないというだけではなく、頭とか腹身とか、そういうところも全然大丈夫。一番臭いの溜まる「血合いと皮下脂肪が一緒になったところ」を焼いても、市販のウナギ程度の臭みにしかならなかったんです。すごない!? いやこれアメナマべたことがある人なら全員ぼくのこの驚きわかってもらえるんじゃないかと思う。わからない人は……炭谷銀仁朗が1試合に2ホームラン打ったときくらいの驚きを想像してください(もっとわからない)(でも西武ドームで見たことある)(死ぬほどビビった)。 ここまで臭くなければ、噂の「河ふぐ」できるんじゃないの……やってみるしかないね…… 「河ふぐの刺身」を作ってみたアメリカナマズの大多数は霞ヶ浦に移入され、そこから千葉・茨城の利根川水系に逸出したものですが、それ以外にも全国のいくつかの

    飛騨名物「河ふぐの刺身」を霞ヶ浦のアメリカナマズでやってみた
    cinefuk
    cinefuk 2021/07/28
    『しかも身が臭くないというだけではなく、頭とか腹身とか、そういうところも全然大丈夫。一番臭いの溜まる「血合いと皮下脂肪が一緒になったところ」を焼いても、市販のウナギ程度の臭みにしかならなかったんです』
  • マテバシイでドングリ餅(ドングリ豆腐)を作ったらやっぱり汎用性高そう:野食のススメ番外編

    かつてドングリとはや豆腐にするものだった?縄文時代最も栄えていた集落のひとつと考えられている、青森県・三内丸山遺跡。 ここでは主の1つとしてドングリがべられていたといい、アク抜きや煮炊きのための土器が出土している。 もっともドングリは三内丸山の専売特許ではなく、全国各地で行われていたと考えられている。 それと関連があるのかないのかよくわからないが、現在でも各地でドングリを原料にした加工料理が生産されており、ローカル文化として伝わっている。 とくに北日と四国・九州に多いようだが、前者は米が取れにくい寒冷な気候だったこと、後者はシイやイチイガシ、マテバシイのような渋の少ない暖帯ブナ科樹林が存在したことによるのではないか、と思っている。 これらドングリ文化の中で一番ポピュラーなものの1つが、アク抜きをして粉末状にしたドングリを加熱・加水しながら練り、冷やして固めたものである。 カシ

    マテバシイでドングリ餅(ドングリ豆腐)を作ったらやっぱり汎用性高そう:野食のススメ番外編
    cinefuk
    cinefuk 2021/07/26
    「スダジイやクリは生でも食べられるくらい渋が少ないが、 #マテバシイ だとさすがに多少の渋はあるようだ。渋抜きは、フードプロセッサーで粉にしたものに水をドバーッと入れて30分ほど置き、上澄み液を捨てるだけ」
  • 見た目はパンクだけど味は!?霞ヶ浦のヘラブナで「ふな味噌」作ってみた

    先日、霞ヶ浦でアメリカナマズを釣っていたら、目の前で何かがキラリと光りました。 なんぞと思いながらタモを入れてみると、キレイなヘラブナ。 そういえば霞ヶ浦もヘラブナ釣りが盛んなんでしたっけ。ヘラブナ、釣るとマジで楽しいもんなぁ…… まあでもヘラブナはもともと琵琶湖の固有種であるゲンゴロウブナの改良種で、味のよさのため養殖されるようになったもの。体高があり引きが強いことからゲームフィッシュとして各地に放流されましたが、関西では今でも用に育てているところがあるといいます。 ということでヘラ師には悪いけど、このヘラブナは美味しくいただいちゃおうと思います。

    見た目はパンクだけど味は!?霞ヶ浦のヘラブナで「ふな味噌」作ってみた
    cinefuk
    cinefuk 2021/07/02
    「うめぇ!とくに大豆!フナの出汁を吸いまくって、旨味の塊になってる。魚の旨味と豆の旨味がフュージョンして、いい感じの甘みと赤味噌の風味が乗っかって、あとなにげにフナから出るゼラチンもいい仕事してるよ」
  • 河口で釣れたコイが臭いとこの世のすべてを呪いたくなるよね(´・ω・`)

    河口で釣れたコイなのにハズレを引いた 釣れたコイはすぐに締め、海水で洗いながら調理していきます。 いつも鯉釣りをする荒川上流のコイとは異なり、オレンジ色の美しい「コイっぽい身」に気持ちは踊る……はずでしたが。 捌いているとぷぅんと漂う、強烈な「藻臭さ」。嫌な予感がする、いやむしろダメな予感しかしない。 それでも気持ちを強く保ち、調理します。 「とんがりコーンの味がする」野草、ツルナと一緒に、衣をつけて揚げてみました。なんちゃってフィッシュ&チップスです。 いただきまーす ……(・~・`)うーん……ウン? 美味い、けど、なんかやっぱりちょっと引っかかるな…… その後、さらに今度はコイの定番料理「鯉こく」を作ってみます。水をほとんど使わず日酒だけでコトコト煮て、味噌も多めでトライしたのですが…… ……(´;~;`)ダメだぁ……これは完全にアウト。、 もはやおなじみとも言えるアスファルト臭が口

    河口で釣れたコイが臭いとこの世のすべてを呪いたくなるよね(´・ω・`)
    cinefuk
    cinefuk 2021/06/22
    "都市河川など生活排水の流れ込む場所と違い、ゲオスミンの主要生産者であるシアノバクテリアの一種Coelosphaerium sp.は塩分耐性が低いことから、河口部~海水域で釣れる魚でゲオいものに当たることはまずないのです。"
  • あの「芋粥」をできるだけリアルな味に再現してみた

    芥川龍之介の小説に「芋粥」ってあるじゃないですか。 「一生で一度でいいから芋粥を腹いっぱいべたいと言っていた平安時代の小役人が、いざ大量の芋粥を目の前にすると欲なくしちゃいましたーめでたしめでたし」っていう、読後モヤモヤしがちな芥川小説の中でも屈指のモヤモヤを誇るあれ(←国文科出身者とは思えない雑な説明) あの芋粥、「芋の入った粥」だと思ってる人多いんじゃないでしょうか? さいころカットのサツマイモが入ったお粥的なね。 じつはね、違うんですよ。芋は芋でもヤマノイモ(自然薯)を、コメは使わずに「甘葛(あまずら)」という平安時代のシロップ(厳密にいうとその原料となる「みせん」という液)で煮る、という純粋なデザートです。 知らなかったでしょ? ぼくも先週まで知らなかったんですよ(ドヤァ) なんで唐突に芋粥の話をしたのかというと、先日ぼくのところに自然薯が届いたからです。 送ってくださったの

    あの「芋粥」をできるだけリアルな味に再現してみた
    cinefuk
    cinefuk 2021/06/18
    砂糖が大量に安く買える現代人は、なんと恵まれている事か『一つだけ手に入れるのが難しいものが。それはずばり「 #甘葛」です。ツタの樹液を絞り出し、煮詰めて作る平安時代唯一の人工甘味調味料』 #芋粥
  • 「水辺のソーセージ」ガマの穂はソーセージではなく「パン」にすると美味い

    ガマの穂を焼いてべてみた 採取したのは、まだ若くしっかりとした雌花。質感はビロードそのもので、柔らかく上質な手触りです。こんな感じのハムスターいそうだなぁ。 それでもその串刺しフランクフルトのシルエットが欲を喚起します。かぶりついたらぶしゃっと肉汁飛び出そうじゃん? というわけで、グリルでこんがりと焼いて、いただきまーす 噛めねぇー!! まあ概ね予想通りだけど、これはあれですね、完全に毛束ですね。硬く巻いたタオルを噛んでいるかのよう。 未熟な綿毛の束なんで当たり前っちゃ当たり前。美味しそうなのは見た目だけです。 ちなみになぜウナギを焼いたものが「蒲焼き」なのかというと、かつてウナギは開きにせず、ぶつ切りにして串に刺しつけ焼きにしたそうです。その様子が蒲の穂に似ていたため蒲焼きと呼ばれるようになったとか。蒲焼いてってたわけじゃねぇんですね。 まあでもね、そんなこともあろうかと、別のガマ

    「水辺のソーセージ」ガマの穂はソーセージではなく「パン」にすると美味い
    cinefuk
    cinefuk 2021/06/18
    "数本の穂から予想以上にたくさんのガマの花粉が集められたので、まず篩にかけて綿毛を除去。強力粉、重曹、塩を混ぜ、サラダオイルと水を混ぜて練ります。190℃のオーブンで20分ほど焼くと「ガマ花粉入りバノック」"
  • 激臭と噂の荒川産ハクレンを釣って、その場で調理して食べてみた(動画連動記事)

    先日、テレビロケの下見で荒川のテナガエビポイントを探していた際に、巨大な魚影がテトラポッドの影に屯しているのを発見。 悠然と漂いながらも、大きな口を盛んにパクパクしているのを見て「ハクレンじゃん!!」と確信しました。 かつて全国に盛んに放流されたものの、大河でないと生息できない生態から利根川流域のみに定着したとされる中国からの使者ハクレン。しかし、実は東京を代表する大河である荒川にも、ハクレンはたくさん生息しています。 高度成長期、首都圏の深刻な水不足に対処するため、利根川の水を都心に送り込むべく荒川へと水を回送する「武蔵水路」が作られたのですが、そこを経由して荒川にもハクレンの卵や稚魚が流れ込んでいるのではないかと言われているのです。 釣りが盛んな荒川では、このハクレンもまた釣りの対象として愛されている一方、へらぶな釣りの外道として嫌われているという側面もあります。いずれにしても釣り人以

    激臭と噂の荒川産ハクレンを釣って、その場で調理して食べてみた(動画連動記事)
    cinefuk
    cinefuk 2021/06/18
    "ゲオスミン自体は200℃以上でも変性しないそうですが、それに類似する泥臭さは油で揚げることである程度揮発させることができます。またゲオスミンは酢の風味で多少上書きすることができるので、甘酢あんを絡め"
  • ミドリガメは「コンロで丸焼き」にするだけで十分美味しい

    先日、ついに我らが鉄腕DASH「グリル厄介」のコーナーでミドリガメが取り上げられるという快挙が達成されました。 ミドリガメことミシシッピアカミミガメは、いま日で最も問題になりつつある外来生物。その圧倒的繁殖力と環境適応力で在来カメの生息域を圧迫し、また貴重な在来生物を害しています。「日の侵略的外来種ワースト100」にも選定されており、そんなものをペットとして飼うのはどうなのか? という議論も起こっています。 飼育されていたものが自然環境下に逸出して定着し、いまや日に生息するカメの9割以上がミドリガメと呼ばれるもの(アカミミガメ類やヌマガメ類)だと考えられ、各地で慌てて駆除が行われています。 その割にペットとしてはまだ人気があることもあり、駆除や用の話をすると現状把握のできない方々から殺意を込めたメッセージを頂戴することもしばしばです。そんな中、国民的番組で「ミドリガメは有害な外来

    ミドリガメは「コンロで丸焼き」にするだけで十分美味しい
    cinefuk
    cinefuk 2021/06/18
    『コンロの火にかけて、中弱火で1時間くらい焼く!これだけ。焚き火に放り込んでもいいです。甲羅が焦げたらOK。ペンチでペリペリ剝いでいただきましょう。「甲羅に包まれている」から、丸ごと焼くことで蒸し焼きに』
  • クロダイ・ウナギの好餌「アケミ貝」ことイソシジミは魚に食わすのは勿体ないかも

    先日のコブダイ釣りの際、諸事情により餌用のムール貝が手に入らなかったので師匠に相談したところ「アケミ貝でええんやない」と言われました。 アケミ貝……懐かしい響き。 福岡で釣りを覚えた頃、教科書代わりに読み耽っていた週刊釣りサンデー別冊シリーズにやたらと出てきた「餌はアケミ貝が一番」という文字列。福岡の釣具やさんはもとより、干潟で潮干狩りをしていてもそれなりに採れる貝なのですが、関東に来るととんと見かけなくなってしまいました。干潟でもあんまり採れないので数が少ないのでしょう。 関西以西ではとてもポピュラーな餌のようでどの釣具屋にもだいたい置いてあります。1日分で500円くらいと値段もリーズナブル。 クロダイの落とし込み釣りや、河口のウナギ狙いのぶっこみ釣りでよく使われるそうです。 アケミ貝は人がべてもかなりうまいアケミ貝は標準和名をイソシジミといいますが、磯というよりはジャリジャリした河口

    クロダイ・ウナギの好餌「アケミ貝」ことイソシジミは魚に食わすのは勿体ないかも
  • 「磯もの」食べてアラレちゃん

    貝の内臓(生殖腺)は美味しい。 貝類をべてアレルギーが出たことがある自分でも、ここをべるのは止められない。 先日べたアカニシの生殖腺も、最初にべたときは大したこと無い味だと思ったが、色が白いものを選んでべればなかなか乙な味だというタレコミをいただいた。 次回は是非、試してみたいものだ。 ※注 生殖腺以外の内臓(中腸腺や唾液腺)については美味しくないことが多いのみならず、毒成分(テトラミンやテトロドトキシン)を含有していることがあるので、特に大型の巻貝のそれはべない方が無難です。 さてこの生殖腺、当然二枚貝にもあるわけだが、やはり巻貝のそれが風味やべごたえの面からいっても勝っている。 先日もそれを楽しむべく、満月が煌々と照らす大潮の夜、こっそりと会社を抜け出してテトラポットの隙間の生き物を探りに行ってきた。

    「磯もの」食べてアラレちゃん
    cinefuk
    cinefuk 2021/06/09
    「なお本当に彼らのう○こを食べてしまわないよう、採取後にしばらく海水中で活かしておくのがコツ。こうすることで砂がジャリつくのも防げる。」
  • ヒザラガイで割とリアルに死にかけた話:野食ハンマープライス的 自然毒のリスクプロファイル③

    刻んで酒蒸しにしたヒザラガイをべてみると、アワビをしっかりとさせたような歯ごたえに磯の香りがあいまって、予想以上においしかった。 どこにでも生息しており、タダでいくらでも採れる材としてハンティングリスト入りも確実、と思われた。 しかし、べ続けているうちに、だんだんと顔が火照ってきた。 初めは酒のせいかとも思ったのだが、やがて顔全体が非常に熱くなってきたところで何かがおかしいと気付いた。 続けて耳の中がかゆくなり、我慢できないほどになったところでアレルギーを確信した。 自分はアレルギー体質で、普段はダニやハウスダストといったアレルゲンに反応するのだが、ときどき普段口にしない材でアレルギーを発症することがあった。(セレベスとか) これまで魚介類で発症したことはなかったので油断していたが、もともと貝類はアレルゲンとしてはかなり一般的なもの。 ヒザラガイで発症したとしても何の違和感もない。

    ヒザラガイで割とリアルに死にかけた話:野食ハンマープライス的 自然毒のリスクプロファイル③
    cinefuk
    cinefuk 2021/06/09
    『顔全体もアン○ンマンのようにパンパンになり、しまいには喉がヒューヒュー鳴り出した。ぜんそくの症状だ。「呼吸器に影響が出たところで生命に危険が迫っていると判断して強制入院」と半ギレ気味に言われた』
  • ウツボに咬まれて大ケガを負いました:野食ハンマープライス的 危険生物のリスクプロファイル①

    無事ウツボをゲット…したもののまずはいつもの場所へ。 西湘らしい風景が広がる中、いつもの無駄にごつい仕掛けを足元の穴に落とし入れる。 しばらくすると竿先に生体反応が。 このときは針がかりはしなかったが、期待が膨らむ。 20分ほどして、ひときわ大きいアタリとともに針がかりした、80㎝ほどのウツボをゲット。 サイズに不満はあるものの、とりあえず肩を見ることができた。 同じポイントで後が続かなかったので、別の穴に仕掛けを入れると、すぐにひときわ大きなあたりがきた。 タイミングを見て大アワセし、しっかりと針に乗せる。 かなりの大物のようで、竿先が一気に絞り込まれる。 それでも、アブラソコムツさえ獲れるほどのガッチガチのタックルだ。 根に潜られる前に、力任せにぶっこぬk バチーン!!!! し、深海竿が、折れた―!!! オモリ負荷250号の、百戦錬磨の我が家で一番太い竿が…一瞬ではじけ飛んだ。 周りの

    ウツボに咬まれて大ケガを負いました:野食ハンマープライス的 危険生物のリスクプロファイル①
    cinefuk
    cinefuk 2019/10/30
    「タオルに水が染み、傷口に達した瞬間、ナイフを突き立てられたような痛みが脳天を貫き」「手首は幅・深さ1cm、長さ5㎝程度にわたって抉り取られており、彫刻刀の角刀で力強く削り取ったような溝ができていた」
  • ミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)を捕まえて食べてみた:③亀モツ煮とゆで卵

    ミシシッピアカミミガメ料理第3弾。 1.解体編→ミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)を捕まえてべてみた:①葛藤と解体 2.調理編→ミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)を捕まえてべてみた:②身を調理してべてみた どうも現在、この地域のミシシッピアカミミガメは産卵期に入っているらしく、今回捌いた2個体とも体内に未成熟の卵黄(卵巣、いわゆるキンカン)と産下直前の卵を持っていた。 基的には産卵期の動物を捕獲してべるのはよろしくないと思うのだが、このカメについては拡散防止が叫ばれている種なので、むしろ今の時期こそ採取してべるべきなのかもしれない。(人間の勝手な都合でしかないんだけど) ということで今回はこのキンカンと成熟卵をべてみることにした。 ミシシッピアカミミガメモツ煮カメの内臓は膀胱と胆嚢を除いたすべてをべることができるらしい。 というか身がそこまで大きくないので、内臓も丸ごと

    ミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)を捕まえて食べてみた:③亀モツ煮とゆで卵
    cinefuk
    cinefuk 2019/03/28
    『鳥のキンカンと比べると、カメのキンカンは非常にもさもさしていて、はっきり言えば粉っぽい。粉吹きいもからさらに水分を取り去った様な食感で、いいとは言えない。しかし一方で、味が濃く、旨味も感じられる。』
  • 唐津しーまーとでサワラガチャ(確変中)を回そう!

    2/22(金)、23(土)フェモ採取会 & 櫛田川野会やります! くわしくはこちらのページをご覧ください。 むかしぼくは福岡の早良区というところにすんでおりまして、おもに博多湾もしくは糸島半島で水揚げされた魚をべて大きくなりました。(横に) 魚の入手方法は釣り、もしくは直売所での購入で、とくに姪浜漁港の朝市には大変お世話になりました。 姪浜の朝市 なんですけど、ときどきパパンが気を出して車を走らせてくれることがあり、その時は唐津まで行くことができました。 福岡と唐津は電車でも車でも1時間程度でさほど離れてはいないのですが、売られている魚は結構変わるような印象があります。 たぶん、呼子や玄界灘の島嶼から入荷する魚があるのでより魚種が多いのでしょう。 ひとり電車で釣りに行く小学生だったぼくですが、それでも行けて福吉漁港まで。(美味いバリの釣れる港でした) 県境を越えると全く別の世界のよう

    唐津しーまーとでサワラガチャ(確変中)を回そう!
    cinefuk
    cinefuk 2019/03/08
    唐津行きたい!『ブランド化されているわけではない唐津のサワラ、味も多少ばらつく可能性はありますが、それでも半身3,000円でガチャ回せるならやった方がいいでしょう。当たり引いたらたまらんですよマジで。』
  • 食べづらすぎる話題の山菜「長命草」ことボタンボウフウの食べ方を考える

    先日、とある温暖な地域でたこあつめに興じていると、岩肌にへばりつくように生える黄緑色の植物が目に入った。 どこか人工的な、プラスチックで造られているかのような光沢がある独特の風貌のこの草は、セリ科のボタンボウフウという植物で、山菜の一つとして数年前から好事家の注目を浴びている。 規定量(3匹)のタコが集まったので、たこあつめを終了し、それを採取していくことにした。 「○○ボウフウ」というと、多くの人がまず思い出すのはハマボウフウだろう。 ハマボウフウ(google画像検索結果) 砂浜海岸に埋もれるように生育し、刺身のつまや天ぷらなどで人気があるため現在では栽培もおこなわれている。 ボタンボウフウとハマボウフウは同じセリ科の海岸植物ということもあり、ぱっと見は少し似ている。 生育場所が違うのと、ハマボウフウの方が光沢が強いこと、ボタンボウフウの方が株立ちして大きくなることなどで慣れればすぐに

    食べづらすぎる話題の山菜「長命草」ことボタンボウフウの食べ方を考える
    cinefuk
    cinefuk 2019/03/08
    『 #ボタンボウフウ とハマボウフウは同じセリ科の海岸植物ということもあり、ぱっと見は少し似ている。生育場所が違うのと、ハマボウフウの方が光沢が強いこと、ボタンボウフウの方が株立ちして大きくなることなど』