今月5月15日に各社の事業トップレベル会談が行われた次世代光ディスクの規格統一交渉は、決裂という結果に終わった。 2月下旬から東芝がソニーに、3月初旬に東芝が松下電器産業にアプローチして始まった交渉は、当初は互いのディスク製造技術などを確認し合い、その後、5月の連休明けにアプリケーションフォーマットの比較検討を行い、最後に核心となる物理フォーマット部分の検討に入っていった。しかし物理記録技術での合意は得られず、事業トップによる会談に持ち込まれたわけだ。 最終交渉には東芝・上席常務の藤井美英氏、ソニー・業務執行役員常務の西谷清氏、松下電器産業・AVCネットーワークス社の大坪文雄氏がテーブルに着き、加えて経済産業省の情報通信機器課長である福田秀敬氏も同席。この会談ではBlu-ray Disc(BD)と同じ0.1ミリカバー層構造を採用した新規格での統一に関し、東芝が最終決断を伝える手はずになって