「100万ダウンロード突破!」という景気のいい言葉をスマートフォン向けアプリのCMなどでよく聞くが、その中には「ダウンロードはしたけれど、実際はまったく使っていない」というユーザーもいるはずだ。 流行り廃りの非常に激しいアプリ業界の中で、今どんなアプリが実際に使われているのか。本連載前回記事では、アプリの「視聴率」を調べるサービス「App Ape」を提供しているフラーのビジネスマネージャー・岡田雄伸氏と金井篤史氏に人気アプリの動向について話を聞いた。今回も、引き続き2人にアプリ業界の趨勢や実態について聞いた。 課金額が多いアプリは「出会い系」 ――ユーザーが課金するアプリというのは、やはりゲームが中心なのでしょうか? 岡田雄伸氏(以下、岡田) 「グーグルプレイ」(アンドロイド端末のアプリを購入できるプラットフォーム)の売上額(課金額)ランキングを弊社のApp Apeで見ると、本日(2016