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ブックマーク / ukmedia.exblog.jp (8)

  • パナマ文書はどうやって世に出たのか | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    (ニーマン・ラボのサイトから) パナマの法律事務所「モサク・フォンセカ」から流出した、金融取引に関する大量の内部文書。これを元に「パナマ文書リーク」の報道記事が続々と出ている。 いったいどうやって情報がメディアの手に渡り、各社の報道につながったのか。 ウェブサイト、ニーマン・ラボ(4月4日付)とワイヤード(4月4日付)の記事から、要点をまとめてみたい。 法律事務所の内部文書は1977年から2015年12月までの期間のもので、1150万点に上る。文書のサイズは2・6テラバイトに及ぶという。ウィキリークスの手によって世に出た米外交文書リーク(「ケーブルゲイト」、2010年)が1.73ギガバイトであったので、これの数千倍になるという。 1150万の文書ファイルには480万の電子メール、100万の画像、210万のPDFが入っていた。 経緯は 2014年末、ある人物が南ドイツ新聞の記者に暗号化された

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    cohal 2016/04/07
  • 【安保関連法案】合憲か違憲かを超えた議論へ ー神保哲生氏に聞く | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    16日、安保関連法案が衆院を通過し、27日午後には参院での審議が始まった。反対の声が日増しに強くなる中、今国会中に成立するのかどうか、大きな注目を浴びている。数人の識者に法案の評価、メディア報道、反戦デモについて聞いてみた。 今回は、日初のニュース専門インターネット放送局「「ビデオニュース・ドットコム」を主宰する、ビデオ・ジャーナリスト神保哲生氏に外国特派員クラブで聞いた(取材日は7月7日)。 神保氏は15歳で渡米し、コロンビア大学ジャーナリズム大学院修士課程を修了(1986年)。AP通信など米国報道機関の記者を経て独立し、日米のテレビ局向けに数多くのリポートやドキュメンタリー作品を提供してきた。1999年設立のビデオニュース・ドットコムは独立した公共的な報道を行うため、広告収入ではなく会員からの講読料で運営されている。 大手マスメディアが十分に取り上げない、時事トピックの裏側を次々と取

    【安保関連法案】合憲か違憲かを超えた議論へ ー神保哲生氏に聞く | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
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    cohal 2015/07/30
  • 英民放チャンネル4が架空の人物「データ・ベビー」を作ってわかったこと | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    (「データ・ベビー」のウェブサイト) 英民放チャンネル4(フォー)が、「データ・ベビー」を使って、様々な面白い実験を行っている。 データ・ベビーとは架空の人物だ。番組制作者がネット上に「レベッカ・テイラー」という女性を作り上げ、彼女のデジタル上の行動がどんな波紋を呼び起こすのかを調べることで、ネットを使う私たちの生活について考える、という仕組みだ。 この件については、読売オンラインのコラム(ネットの裏をあぶり出す「データ・ベビー」)で一通り、書いている。 当時、番組のテクノロジー担当編集者ジェフ・ホワイト氏とジャーナリストのセーラ・スミス氏に取材して話を聞いた。記事の中には一部しか入れることができなかったので、以下に会話の大部分を紹介したい。日テレビ界の制作者、あるいはテクノロジー関係の方に、何らかのヒントになればと思う。 *** なぜデータ・ベビーを作ろうとしたのか? ジェフ・ホワイ

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    cohal 2014/01/26
  • やっとおさまった、イングランドの暴動 ―真実は何か? | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    ロンドン、そしてイングランド地方各地で勃発した、放火・略奪行為(とりあえず暴動という言葉が使われているので、「暴動」)が、ようやく終息を迎えたようだ。 私はここ10日ほど、国外に旅行に出かけており、その間、ほとんど英国のニュースに触れることができなかったが、旅行先でも「暴動(ライオット)」はどうなったかといろいろな人から聞かれた。 帰国してみると、英国でもそして日でも「一体、何故?」という大きな疑問がいまだ渦巻いていることが分かった。確かに、イングランド各地で相次いで発生し、新聞やテレビが大々的に報道し、逮捕者も3000人近くに上ったのだから、理由を知りたいのは当然だ。 いろいろな方が「何故か」そして「日でも同様の行為が発生するのかどうか」に関して、論考を書かれている。私も一通り、複数の論考に目を通してみた。それぞれ、一理ある論考ばかりであったが、私自身の感触に最も近かったのが、 ブロ

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    cohal 2011/08/21
  • ケイト・ウィンスレット・・・英語の発音と階級制度 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    近くの図書館(都内)に行き、ある新聞に面白い記事があった。小さい囲み記事をコピーしようとしたら、申請(届け出?)書を書き込むように言われた。どの出版物の何ページから何ページをコピーするのかと名前を書きこむ。コピーをした後、随分厳しいように感じたけれども、図書館に数々の雑誌や新聞があり、やはりこれが売り上げを圧迫している、ということなのだろうか。著作権の問題もあるのだろう。知的所有権が守られていて良いのか、あるいは自由度が少ない(情報の流布を妨げる?)ということなのか、どちらか判別がつきにくかった。 **** アカデミー賞受賞の女優ケイト・ウィンスレットが、英語の発音と階級制度の深い結びつきを示唆する発言を、ある雑誌のインタビューで行った。熱い議論を巻き起こした発音と階級制度に注目した記事を、「英国ニュースダイジェスト」の5月14日号に書いた。以下はそれに若干足したものである。 7年ほど英国

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  • お知らせ:「エコノミスト」にウィキリークスの経済リークの記事+補足 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    今、発売中の「週刊エコノミスト」最新号が「ウィキリークスと内部告発社会の格化」という特集を組み、その中に、経済リークに関する記事を出しています(いけだよしこさん、リサーチ協力)。 http://mainichi.jp/enta/book/economist/ 特集のラインナップはこういう感じ。 ―政府情報だけではない 社会装置化する「内部告発」 ■塚越健司 ―ウィキリークスに狙われたグローバル企業 ■小林 恭子 ―会社対応の趨勢は「もみ消す」から「公表」へ ■山 智之 塚越さんの記事の一部は、サイトでも読めるようになっている。 http://mainichi.jp/life/money/kabu/eco/summary/news/20110210org00m020011000c.html ―ウィキリークスの是非の判断は? 「白か黒か」とすっぱりと割り切れるものではないだろうが、昨年末ぐ

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  • ロンドンの「フロントライン・クラブ」でウィキリークスとジャーナリズムの議論 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    昨晩(1月11日)、ロンドンの記者クラブ「フロントライン・クラブ」で、「ウィキリークスはジャーナリズムに鏡をかかげているのか」という題で、メディア関係者が議論を行った。 その模様は以下の動画で見れる。 http://frontlineclub.com/events/2011/01/on-the-media-wikileaks---a-mirror-for-journalism.html http://frontlineclub.com/ フロントラインクラブはジャーナリストであれば会員になれるが、放送・映像ジャーナリズムに主眼を置いているようだ。 昨晩、このイベントでとったメモを頼りに、話の流れを追ってみたい(上の動画を再視聴すれば間違っているところが出てくるとは思うのだが、ひとまず、メモのみの再現であることをご了解願いたい。随時、修正が入る可能性あり)。 出席者は:司会が、アルジャジーラ

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  • 英総選挙 ブラウン首相、「偏屈な女」と言っただけだったら問題にならない | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    英国の3党首によるテレビ討論の最後が、今晩行われる。どんな結果になるのか、楽しみに待っているところだが、グーグルニュース日語を見ていたら、昨日のブラウン首相の「失言」についての記事がいろいろ出ていた。 日経のサイトでビデオ(テレビ東京のニュース)を見ていたら、あれ?と思った点があったので、テレビ討論が始まる前にとりあえずここに記しておきたい。 http://www.nikkei.com/video/?bclid=72823327001&bctid=81902540001 これを見ると、ブラウン首相が初老の女性に会った後、車に乗りこみ、まだマイクがスーツについていたのを忘れて、思わず音をもらしてしまったと。その女性を「偏屈な女」と呼んでしまった、という・・・。 この動画だけを見ると、何故これが「大失態」になるのか、日テレビを見てて分かった人はいるのだろうかー?(にこやかに話した後、「

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