[チューリヒ 12日 ロイター] 国内で安楽死が認められているスイスのチューリヒで今週、安楽死に賛成・反対を唱える団体がそれぞれ会合を開き、改めて死ぬ権利に対する議論が熱を帯びている。 死ぬ権利の拡大を求めるライト・トゥ・ダイ・ソサエティーの米国代表を務めるテッド・グッドウィン氏は12日、集会で「過去20年で死ぬ権利に対する世間の見方は肯定的になってきた」と述べた。 同氏は先月の仏大統領選にも言及し、オランド氏が勝利を収めたことで死ぬ権利の拡大が後押しされるのではないかと指摘。同大統領は過去に、厳しい状況下での安楽死には賛成の意向を表明したことがあるからだ。