創立百周年を迎える東北大学日本史研究室によって編まれた『東北史講義』。【古代・中世篇】と【近世・近現代篇】は、どちらも最新の研究成果に基づき、東北史を概観する2冊です。編者を代表して、同大学教授の柳原敏昭さんに、PR誌へご寄稿いただきました。 「南島という地域概念がある。(中略)日本の古文書にはしばしば登場するが、沖縄においては南島という呼称法は存在しない。それは日本から見た南の島の意であり、この地域の人々自体が自らを南島と呼ぶわけがないからである。したがって本章では、琉球諸島または沖縄を南島とは呼ばないこととする。」 『沖縄県史』各論編2・考古(沖縄県教育委員会、二○○三年)「総説」の一節である。これを目にしたとき、雷に打たれたような衝撃を受けた。自らが住む東北地方のことを省みたからである。 「東北」とは方角でしかない。地名に方角が含まれることは珍しくないが、現在の日本国内で、単に方角の
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