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ブックマーク / bijutsutecho.com (13)

  • 「ライシテからみるフランス美術」(宇都宮美術館)レポート。フランス美術史を問い直す世界初の試み

    はじめに──“ライシテ”という眼差しで美術史を照らす フランス共和国の根幹を支える理念のひとつ、「ライシテ(laïcité)」。この言葉を「政教分離」と訳すだけでは、その思想の奥行きは伝わらない。それは国家と宗教を分ける制度であると同時に、信じる自由と信じない自由を平等に保障するための精神の原理である。 宇都宮美術館で開催中の「ライシテからみるフランス美術—信仰の光と理性の光」は、この理念を鍵に、18世紀末から20世紀半ばまでのフランス美術を縦断的に見直す意欲的な試みだ。 展を企画したのは、同館学芸員の藤原啓氏と展巡回先である三重県立美術館学芸員の鈴村麻里子氏。 藤原氏は、今回の展覧会を次のように位置づける。「フランス共和国の根幹となる重要な概念のひとつ『ライシテ laïcité』をテーマに、その形成と変遷の歴史に沿って作品を紹介し、フランス美術史を問い直そうという、世界でも初めての展

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    coldbrain 2025/11/13
  • 「変化し続ける映画」で創造性を問う。ブライアン・イーノの哲学を映すジェネレーティブ・ドキュメンタリー映画『Eno』誕生の舞台裏

    「変化し続ける映画」で創造性を問う。ブライアン・イーノの哲学を映すジェネレーティブ・ドキュメンタリー映画『Eno』誕生の舞台裏アンビエント・ミュージックのパイオニアとして知られ、デヴィッド・ボウイとのコラボレーションでも多大な影響を与えてきたブライアン・イーノ。その創造性と哲学を映し出すジェネレーティブ・ドキュメンタリー映画『Eno』が、7月11日より一般公開される。自動生成プラットフォームを用いて、毎回異なるバージョンが上映されるこの映画には、映画という形式そのものを更新しようとする野心と、イーノの思想への真摯なまなざしが込められている。監督ギャリー・ハストウィットへのインタビューを通じて、その舞台裏と創作哲学に迫る。 聞き手・文=王崇橋(ウェブ版「美術手帖」編集部) アンビエント・ミュージックの先駆者にして、デヴィッド・ボウイやU2らとの革新的なコラボレーションでも知られるブライアン・

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    coldbrain 2025/07/10
  • 安藤瑠美

    安藤瑠美は1985年岡山県生まれ。2010年東京藝術大学美術学部先端芸術表現科卒業。15年にアマナグループ株式会社アンに入社、21年に独立。現在レタッチャー&フォトグラファーとして活動中。

    安藤瑠美
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    coldbrain 2024/12/04
  • 公園の遊具とボッテガ・ヴェネタが出会うとき。アレック・ソスとの写真展が開催へ

    東京近郊の公園で見かけるユニークな遊具。ここを舞台に撮り下ろされた、ボッテガ・ヴェネタ SUMMER 24のキャンペーンビジュアルが、展覧会「TOKYO PLAYTIME An exhibition by Alec Soth and Bottega Veneta」にて披露される。会場は東京・神宮前のseeen。会期は3月29日〜4月14日。 今回のビジュアルを撮影したのは、国際写真家集団「マグナム・フォト」のメンバーであるアレック・ソス。1969年アメリカ生まれのソスは、ウォーカー・エヴァンスやロバート・フランク、スティーブン・ショアのドキュメンタリー・スタイルの伝統を継承する存在で、写真を通しての旅や、「旅の途中」をテーマに取り入れた作品を手がけてきた。 ソスは大型写真やプロジェクトで知られており、これまで開催してきた個展は50以上。2022年には日の美術館における初個展「Gather

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    coldbrain 2024/04/01
  • 10ヶ月で学ぶ現代アート 第8回:政治的でない「現代アート」はないって本当?──現代アートの「政治性」

    10ヶ月で学ぶ現代アート 第8回:政治的でない「現代アート」はないって当?──現代アートの「政治性」文化研究者であり、『現代美術史──欧米、日トランスナショナル』や『ポスト人新世の芸術』などの著書で知られる山浩貴が、現代アートの「なぜ」を10ヶ月かけてわかりやすく解説する連載。第8回は、現代アートを語るうえで紐づけられやすい「政治性」との関係を紐解く。 文=山浩貴 そもそも「政治的」とは何を意味するのか 今回は、サブ・タイトルに示した通り、現代アートの「政治性」についてお話しします。現代アートの主要シーンで「ソーシャリー・エンゲイジド・アート」や「アート・アクティヴィズム」と呼ばれる政治・社会的実践が目立つようになった現状を鑑みると、最近では「政治や社会と切り離された芸術は存在しない」と考える人のほうが、むしろ多数派であると言えるのではないでしょうか。ですから、稿では視点を反転

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    coldbrain 2024/03/13
  • プレイバック!美術手帖 1990年5月号 特集「エコロジーとアート」

    プレイバック!美術手帖 1990年5月号 特集「エコロジーとアート」『美術手帖』創刊70周年を記念して始まった連載「プレイバック!美術手帖」。美術家の原田裕規がバックナンバーから特集をピックアップし、現代のアートシーンと照らし合わせながら論じる。今回は1990年5月号の特集「エコロジーとアート」を紹介。 文=原田裕規 「エコロジー」とアートの関わりの変化を見る エコロジーをテーマに据えた特集は、1980年代に流行したニューエイジの熱が冷めやらぬ90年に刊行された。特集を見渡していて目に付くのは、サイケデリック、ドラッグ、サーフィン、東洋思想、オカルトなどといったキーワードである。60年代以降のカウンターカルチャーは、宇宙、海洋、精神世界など、様々なベクトルへの「拡張」に特徴づけられる。しかし、83年に世界で初めてHIV患者が確認されたことを境に、その動きは縮小へ向けて踵を返すこととなった

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    coldbrain 2021/12/16
  • JR

    JRは1983年フランス生まれ。90年よりストリートアーティストとして活動。17歳のとき、パリの地下鉄で1台のカメラを拾ったことをきっかけに、街の壁や建物などに写真を貼る「ペースティング」の表現を確立する。2004年、ストリートをギャラリーに初めての展示を開催し、パリ郊外の公営住宅に住む若者たちを撮影した「Portrait of a Generation」を発表。07年、イスラエルの街で「Face 2 Face」プロジェクトを実施し、同じ職業のイスラエル人とパレスチナ人のポートレイト写真を引き伸ばして街の壁に並列させ、両国和解の方法を探った。また「Women Are Heroes」では、ブラジルの貧民街で犠牲を強いられる女性たちの声に耳を傾けたプロジェクトを行い、そのドキュメンタリー映画がカンヌ国際映画祭で上映された。11年に「TED賞」を受賞。 11年より参加型プロジェクト「Inside

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    coldbrain 2021/07/02
  • ピカソにリキテンスタイン、リヒターも。グッゲンハイム美術館が200冊の展覧会カタログを無料で公開中

    ニューヨークを代表する美術館のひとつであるグッゲンハイム美術館が、同館主催の展覧会カタログ約200冊を無料で公開している。 グッゲンハイム美術館では、2012年の時点で約60冊のカタログをオンラインで公開。その後、今追加されるかたちでリリースし、いまでは約200冊がarchive.org上で見ることができる。 ラインアップのなかには、1993年に同館で開催された「ロイ・リキテンスタイン展」や00年の「ジョルジオ・アルマーニ」展、02年に開催された「ゲルハルト・リヒター:エイトグレイ」展など、1936年から2006年までに開催された展覧会カタログが並んでおり、貴重な資料として活用できるだろう。 ユーザーは、それぞれのカタログを全ページ無料で閲覧できるほか、PDFやEPUB、Kindleデータとしてダウンロードすることもできる。

    ピカソにリキテンスタイン、リヒターも。グッゲンハイム美術館が200冊の展覧会カタログを無料で公開中
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    coldbrain 2020/12/29
  • 排除アートと過防備都市の誕生。不寛容をめぐるアートとデザイン

    近年、排除アートが増えているというニュースが散見される。路上、あるいは公共空間において、特定の機能を持たない、作品らしきものが、その場所を占拠することによって、ホームレスが滞在できないようにするものだ。もっとも、こうした現象は最近始まったわけではない。16年前、すでに筆者は『過防備都市』(中公新書ラクレ、2004)を上梓した際、都市のフィールドワークを通じて、排除アートというべき物体が登場していることを確認した(*1)。有名な作品(?)としては、1996年に新宿西口の地下街でホームレスを排除した後に設置された先端を斜めにカットした円筒状のオブジェ群や、京王井の頭線渋谷駅の改札前において小さな突起物が散りばめられた台状のオブジェなどが挙げられるだろう。都築響一も、『ART iT』2号(アートイット、2004)において、こうしたオブジェに対し、「ホームレス排除アート」、もしくは「ギザギザハート

    排除アートと過防備都市の誕生。不寛容をめぐるアートとデザイン
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    coldbrain 2020/12/12
  • Richter展(UCHIGO and SHIZIMI Gallery)

    今年6月にオープンしたUCHIGO and SHIZIMI Galleryで、ゲルハルト・リヒターの作品を集めた展覧会が開催される。 リヒターは1932年ドイツ・ドレスデン(旧東ドイツ)生まれ。「ドイツ最高峰の画家」との呼び声が高く、現代美術を牽引する芸術家のひとり。新聞や雑誌の写真を大きくキャンバスに描き写し画像全体をぼかした「フォト・ペインティング」、写真のうえに絵具で描く「オーバー・ペインテッド・フォト」など、リヒターはこれまで写真と絵画の意義や境界線を探求してきた。 展では、60年代から2010年代までに制作されたエディション作品を展示予定。リヒターの多彩な表現方法を楽しむことができる展覧会。

    Richter展(UCHIGO and SHIZIMI Gallery)
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    coldbrain 2020/08/29
    リヒター
  • いま問われる、写真とジェンダーの関係性。ダニエル・アビー評「New Photographic Objects 写真と映像の物質性」

    「New Photographic Objects 写真と映像の物質性」展より、滝沢広 《Criminal Garden (2020)》(2020、写真奥)、《Mood of the Statue #2》(2020、写真手前)の展示風景 撮影=山中慎太郎 「言わなくてもいいこと」の物質性「New Photographic Objects—写真と映像の物質性」は男性作家6人(4人の個人と2人組)で構成された展覧会である。男性のみの構成からは、長島有里枝が今年刊行した著書『「僕ら」の「女の子写真」から わたしたちのガーリーフォトへ』 (2020、大福書林)で投げかけた「表現主体の性別は、アートの系譜にひとつのジャンルを築く根拠となりうるのか」 (*1)という問いを連想さぜるをえない。タイトルの「物質性」、あるいは「Objects」──長島の研究対象である、二元論的な従来のジェンダー観にもとづい

    いま問われる、写真とジェンダーの関係性。ダニエル・アビー評「New Photographic Objects 写真と映像の物質性」
  • LIXILギャラリーが今秋閉廊。LIXIL出版も終了へ

    東京・京橋のLIXILギャラリーは、2020年秋をもって同スペースを閉廊することを発表した。 同ギャラリーは、1981年に伊奈ギャラリーとして開廊。2013年からはLIXILギャラリーと改称し、延べ40年にわたり活動を続けてきた。名称変更後は「建築とデザインとその周辺をめぐる巡回企画展」(東京・大阪)、「クリエイションの未来展」、「やきもの展」など977回の展覧会を開催。建築ややきものという独自の路線で存在感を示してきた。 閉廊の理由については、継続するコストも含め、経営判断がなされたといい、今後は愛知県常滑市にあるINAXライブミュージアムに活動の軸を移すという。 なお、建築文化を中心に400タイトルを超える書籍を刊行してきたLIXIL出版も、ギャラリー閉廊とあわせて活動を終了する。

    LIXILギャラリーが今秋閉廊。LIXIL出版も終了へ
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    coldbrain 2020/05/15
  • バンクシーのネズミはなぜ傘をさしているのか? ストリートの現実主義とファンタジー

    バンクシーのネズミはなぜ傘をさしているのか? ストリートの現実主義とファンタジー 2019年1月に東京・日の出で発見され、都が撤去した「バンクシー作品らしきネズミの絵」。作の議論のひとつが、バンクシーのものかという作品の真贋。また、バンクシー人によるものだと判明した場合にも、作品を一般公開することは公共物に描かれた「落書き」を都が認めることになり、ダブルスタンダードではないかという批判も出ている。また、バンクシーの手法を真似た作品も日各地に出現するなか、「この騒動すべてがバンクシーの作品と呼べるのではないか」という指摘もある。バンクシーに直接インタビューをした経験を持ち、バンクシーに関するの翻訳を多く手がけてきた鈴木沓子は、一連の騒動をどう見ているのか。作品の意味を解説する。 文=鈴木沓子 バンクシーがその活動初期から描いているキャラクターで、もっとも登場頻度の高いモチーフが、今回

    バンクシーのネズミはなぜ傘をさしているのか? ストリートの現実主義とファンタジー
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    coldbrain 2019/04/30
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