7月26日午後7時30分(日本時間27日午前2時30分)、セーヌ川を舞台に行われる2024パリオリンピックの開会式。現地に集う約30万人の観客に加え、さらに15億人もの人々が世界中から鑑賞するとされるこのスペクタクルの芸術監督を務めるのは、シェイクスピアの名作「ロミオとジュリエット」の翻案などで知られる俳優で舞台演出家のトマ・ジョリーだ。 彼を支えるコラボレーターのリストには、ゴンクール賞を受賞した小説家レイラ・スリマニ、「エージェント物語」(2015)で知られる脚本家のファニー・エレロ、歴史家のパトリック・ブシュロン、そしてジョリーの親友であり共同制作者でもある劇作家のダミアン・ガブリアックら錚々たるメンバーが名を連ねる。また、作曲家のヴィクトル・ル・マスネ、振付師のモード・ル・プラデック、スタイリストのダフネ・ブルキ、プロダクションデザイナーデュオのエマニュエル・ファーブル&ブルーノも