Microsoft Update/Office Updateや自動更新、あるいはそのほかのパッチ管理ソリューションでも、Office向けパッチの適用時にエラーが発生し、適用に失敗することがときどきある。しかし、TIPS「自動更新で修正プログラムがインストールできない場合の対処方法」に記されているように、エラーの原因が分かるほど詳細な情報が得られないことが多い。 このような場合、Office向けパッチが生成するログ・ファイルが適用失敗の原因を特定する有力な手がかりとなる。ただ、Office向けパッチのログ・ファイルは難解で、エラーの原因となる情報を抽出するのは厄介な仕事だ。またログ・ファイルそのものが生成されないこともある。本稿では、Office向けパッチのログ・ファイルを生成させ、ログ・ファイルを解析して代表的なエラーの原因を特定する手順を説明する。 ログ・ファイルの有無を確認する Off