2015年12月14日のブックマーク (2件)

  • 画像と知覚の哲学 | 東信堂

    内容 芸術作品から日常経験まで―画像と知覚をめぐる総合的考察 メディアの発達と相まって多種多様な「画像」が日常を覆い尽くすように広がり、今や我々は画像を通じて世界を見ているとさえ言えよう。だが現物とは異なる画像の中に、我々はなぜ「現物」を見ることができるのか―書は、この画像来の「虚構性」、見ることと概念の綜合が生む「像意識」、知覚・感覚作用が持つ「志向性」等、画像が孕む今日的問題群をめぐり、絵画はじめ芸術作品から様々の日常体験まで、多角的に分析・考察した力作論集である。 目次 第1部 画像とは何か 1 画像表象と中立性変様―フッサールにそくして(小熊正久) 2 受動的経験としての像経験─フッサールから出発して(田口 茂) 3 演劇としての『像』―像の発生的現象学の観点から(伊集院令子) 第2部 絵画と芸術作品について 4 絵の中に見えるもの―見えるものと描かれたもの(清塚邦彦) 5 絵

  • 美的経験(びてきけいけん)とは? 意味や使い方 - コトバンク

    美や美に類する価値を経験すること。広くはこの価値をつくりだす活動としての芸術創作をも含むが、一般的には観照をさすことが多い。そして美的観照経験は、自然美を対象とするものと芸術美を対象とするものに大別されるが、西洋の美学は芸術美を主たる対象としてきた。 [小田部胤久] 美学における美的経験論の由来美的経験は普遍的な現象であるが、つねに学問的反省の対象となっていたわけではない。古代ギリシア以来、美についての反省は、プラトン主義的伝統の下では美しい存在に、アリストテレスの『詩学』の伝統の下では芸術作品の制作過程、とくにその規則に向けられていた。美的経験が美学の中心課題となったのは、哲学における経験主義の台頭に伴って、美が知覚・経験との関連で考察される近世以降のことである。 [小田部胤久] 美的判断の美学18世紀啓蒙(けいもう)期の美学によれば、美はそれをとらえる能力としての趣味によって美しいか否

    美的経験(びてきけいけん)とは? 意味や使い方 - コトバンク