ダリの遺体掘り起こしを=「娘」の主張受けDNA鑑定へ-スペイン裁判所 26日、スペイン北東部フィゲラスのダリ美術館前で取材に応じるピラル・アベルさん(EPA=時事) 【マドリードAFP=時事】スペイン・マドリードの裁判所は26日、自分がシュールレアリスム(超現実主義)の巨匠サルバドール・ダリの娘だと主張するピラル・アベルさんの申し立てを受け、DNA鑑定のためダリの遺体を掘り起こすよう命じた。娘と認められれば、アベルさんはダリの唯一の子として膨大な遺産の一部を相続することになる。 サルバドール・ダリ=1958年11月、パリ(AFP=時事) 報道では、アベルさんは61歳の霊媒師と伝えられる。主張によれば、母親はスペイン東部カダケス近郊の村で乳母として働いていたとき、この村で妻ガラと暮らしていたダリと関係を持ったという。アベルさんの弁護士は「2人の情事は村でも知られており、公証人の前で証言した