雑誌『VOGUE JAPAN』の創刊15周年アニバーサリー企画として、オーストラリア出身の人気モデル、ミランダ・カーが芸者姿に。しかし、そのことが「文化の盗用(cultural appropriation)」ではないか、との物議もかもしている。 【VOGUE JAPANスタイルのゲイシャ?】 9月27日に発売された『VOGUE JAPAN』の11月号では、15周年記念の特集としてミランダ・カーが「ゲイシャ、サムライ、マンガ」がテーマのコスチュームを装い、故ダイアナ妃やイギリス王室に愛された写真家マリオ・テスティーノが、それを写真に収めている(ラテン・アメリカン・ヘラルド・トリビューン)。 表紙の写真では、ミランダは、日本人からすると一見して芸者とはわかりづらい”ゲイシャ姿”だ。ごってりと結い上げた真っ黒な髪、カラフルな羽のコートの下によく見れば着物が見える。 サムライの写真では、肩に現代的