「あけましておめでとう!」昭和初期の年賀状画像特集(1910年代〜) : カラパイア いいですね〜味わいがあって。絵としてのセンスもさることながら、このうちの2枚、「ポケモンみたいなウサギ 1951年」と「ウサギと虎、1915年」が古典を引用しているのもステキです。 ポケモンの方は「賀/有兎/爰々/国風/辛卯元旦」とありますが、これは『毛詩』(王風・兎爰)の冒頭の「有兎爰爰」(兎はのんびりとしている)という句を引いたもの。のんびりと気ままにしているけど、かえってそのおかげで罠にかかることもない。この世は難儀なことばかりだから、寝たまま目覚めず、動かず、何も聞かずにいたいなぁ、という詩。 虎と兎のものは、二つの謡曲の詞章を引いていて、虎のほうには「また竹林に/飛帰つて」。これは「龍虎」の最後のほうで、龍が空にのぼっていくのを悔しそうに見送った虎が「また竹林に飛び帰り、又竹林に飛び帰て、そのま