タグ

ブックマーク / company.books-yagi.co.jp (5)

  • 凡例のない辞書――『日葡辞書』を読み解くために(中野 遙) | 八木書店グループ

    凡例のない辞書――『日葡辞書』を読み解くために(中野 遙)キリシタンの日語学習の集大成『日葡辞書』 16世紀の大航海時代、日では、イエズス会宣教師によるキリスト教布教活動が行われる。その中で、布教を目的として、イエズス会を中心に編纂・刊行された出版物の事を、キリシタン版と呼ぶ。キリシタン版には、修徳書・教義書の他、文学書や語学辞書も含まれる。 『日葡辞書』(1603-04、長崎)は、そのキリシタン版語学辞書の中でも特に大部のものであり、その見出し語数は約33,000語と、当時の日語辞書・ポルトガル語辞書に於いても他に類を見ない規模となっている。収めている語彙の種類も多岐に亘っており、当時の日辞書ではほぼ記録されていない、当時の話し言葉や俗語、方言などの位相語も見出し語に立項している点が特筆される。これは、キリシタンが布教をするに当たって、幅広い話し言葉を理解し、説教の際に日語を話

    凡例のない辞書――『日葡辞書』を読み解くために(中野 遙) | 八木書店グループ
  • ハンコとサイン(矢越葉子) | 八木書店グループ

    ハンコとサイン(矢越葉子)正倉院文書のハンコ 昨今、行政手続き上の「脱ハンコ」が話題になっているが、現代では納税や婚姻といった公的な手続きのみならず、会社や銀行での事務手続き、果ては宅配便の受け取りや子供の学校の連絡帳にまで印が利用されている。このように「ハンコ文化」と称されるほど印が広く一般に利用されるようになったのは近世以降とされるが、それ以前の社会ではどうであったのか。 古代におけるハンコ(印)の利用を考える上で手がかりになるのが奈良・正倉院宝庫に伝来した正倉院文書である。周知の通り、日最初の印は後漢の光武帝から建武中元2年(57)に贈られた「漢委奴国王」の金印であるが、その次に現れる実物の印は正倉院文書中に残る大宝2年(702)の筑前・豊前・豊後の三国の戸籍(西海道戸籍)に踏印された諸国印である。同じく大宝2年の戸籍としては美濃国の戸籍(御野国戸籍)も現存しているものの、こちらに

    ハンコとサイン(矢越葉子) | 八木書店グループ
  • 日本書紀の写本一覧と複製出版・Web公開をまとめてみた | 八木書店グループ

    書紀の写一覧と複製出版・Web公開をまとめてみた■現存しない「原」 日の古代を知るためにもっとも重要な史料の一つが、『日書紀』です。奈良時代の720年に成立した、いわゆる六国史(りっこくし)の第一にあたる歴史書で、文全30巻と系図1巻とがあったとされます。文、系図ともに奈良時代の原は現存していませんが、文の全30巻については後世の人々により書き写されたが残っており、原を知るよすがとなっています。 『日書紀』は教科書にも取り上げられるほど有名な史料で、文庫などでも読むことができます。ともするとこうした歴史書が現代でも読めることは「当たり前」のように感じますが、必ずしもそうではありません。 たとえば六国史の3番目にあたる『日後紀』(840年成立)は、全40巻のうち10巻しか残っておらず、残りの30巻は書写されたものの、戦災などで消失してしまい、(他の史料に引用され

    日本書紀の写本一覧と複製出版・Web公開をまとめてみた | 八木書店グループ
    consigliere
    consigliere 2018/02/04
    おおこれは素晴らしいまとめ!
  • 海外のキリシタン史料を読むために 高瀬弘一郎(慶應義塾大学名誉教授) | 八木書店グループ

    海外のキリシタン史料を読むために 高瀬弘一郎(慶應義塾大学名誉教授)キリシタン史に不可欠の海外史料 キリシタン史は日史でありながら、研究の史料は主として海外の教会史料に依存しなければならないという特異性がある。国内史料もあるが、それのみに拠ってキリシタン史を研究しようとすると、研究対象が著しく偏ってしまい、その全貌を見通すのは不可能だと言っても過言ではない。 わが国における海外教会史料の調査研究は、村上直次郎氏(1868年〔慶応4年〕~1966年〔昭和41年〕)と岡良知氏(1900年〔明治33年〕~1972年〔昭和47年〕)の両人によって切り拓かれた。マイクロフィルムも存在しない時代に、海外の文書館で膨大な文書群に埋もれて史料調査をして、必要な文書を筆写して将来するのはどういうことか、その体験をしたことのない者にはなかなか理解できない。実は岡氏の論著には、引用史料等に小さなミスが少な

    海外のキリシタン史料を読むために 高瀬弘一郎(慶應義塾大学名誉教授) | 八木書店グループ
  • 尾州家河内本源氏物語講演会チラシ - kouen201311.pdf

    トップページ > 出版 出版 出版部では、日の文学・歴史を中心に、演劇・美術・書誌学関連の学術書を出版しています。なかでも学術資料として貴重な古典籍を高精度に複製、翻刻しております。近年の出版事情にあわせて電子出版にも取り組んでいます。 サービスのご案内 【一般読者様へ】【書店様・小売店様へ】八木書店 出版物・古書目録 古典籍・古文書の高精度な写真版複製 宮内庁正倉院事務所、天理大学附属天理図書館、尊経閣文庫など、日に伝わる古典籍・古文書などの貴重な文化財を、高精度な写真版にて複製する事業を行っております。 古典籍・古文書の高精度な翻刻 史料纂集シリーズに代表されるように、日史学・日文学をはじめ、日文化研究に必要な史料を翻刻する事業です。これまで翻刻のされてこなかった古典籍・古文書や、既刊のものでも現在の水準では全面改訂の必要なものについて、人名・地名を比定した校訂による註、内容

    尾州家河内本源氏物語講演会チラシ - kouen201311.pdf
    consigliere
    consigliere 2014/08/25
    『近代文学草稿原稿研究事典』(2015年1月20日予定)
  • 1