五文庫連携展示 特殊文庫の古典籍 ―知の宝庫をめぐり珠玉の名品と出会うー 五島美術館・大東急記念文庫、東洋文庫ミュージアム、慶応義塾大学附属研究所・斯道文庫、静嘉堂文庫美術館、神奈川県立金沢文庫 ◇ 東京・神奈川にある5つの「特殊文庫」(古書籍、古文書などを所蔵する研究・公開機関)が連携し、大陸文化を伝える中国の書物、漢籍(かんせき)や漢字の成り立ち、国内の古典など東洋の英知に触れる企画展をそれぞれ開催。共通チラシを作り、スタンプラリーを実施するほか、各文庫の研究者らが特殊文庫の歩みなどを論ずる「書物学第16巻 特殊文庫をひらく」も出版される。(勉誠出版、2019年7月発行予定) 今回の連携は東京・上野毛の五島美術館内にある大東急記念文庫が江戸時代の書誌学*の頂点ともいわれる『経籍訪古志(けいせきほうこし)』とその影響に焦点をあてた「書誌学展」を開催するのを機に始まった。もともと文献の保存