デザインの使用が有料化された「ひこにゃん」関連商品。彦根市内の土産物店では主力商品だ=滋賀県彦根市佐和町の彦根キャッスルホテルみやげ本陣(山本考志撮影) 滋賀県彦根市の人気キャラクター「ひこにゃん」のデザイン使用について、市が今年5月から小売価格の3%を徴収する有料化に踏み切ったところ、グッズなどを扱う業者からの申請件数が有料化前の約280件から約100件に激減したことが、市のまとめでわかった。生産を取りやめた業者もあるといい、市が見込んでいた年間約2400万円の収入に黄信号がともっている。 ひこにゃんは平成19年に誕生。ゆるキャラブームを巻き起こし、作られた関連グッズは定番のぬいぐるみや携帯ストラップのほか、文房具やTシャツなど多種多彩。市のPRのためデザイン使用料は長く無料にしていたが、人気キャラを「市有財産」として活用しようと今年5月から小売価格の3%を徴収することに。それに伴い、既