大阪市を廃止して4特別区に分割する「大阪都構想」の制度案をつくる法定協議会が6日、市役所で開かれ、4特別区の名称を「北区」「中央区」「南区」「東西区」とする案が提示された。 「東西区」については「わかりにくい」との批判が多いため、「淀川区」とする案も併せて検討する。 4特別区の名称案は、大阪城からみた方角を参考に決められたが、「東西区」については、「位置するのが東か西かわからない」などの批判が議員や住民から出ていることを踏まえ、現在の行政区の名称を継承した「淀川区」とする案も提示された。 松井一郎知事(大阪維新の会代表)と吉村洋文市長(同政調会長)は法定協終了後、「東西区」と「淀川区」のどちらを選ぶかの判断材料とするため、住民の意識調査を維新として実施する方針を表明。4月中にも区名案を法定協に提示する。