うちの家はどちらかと言えば経済的に恵まれていた 家は代々商売をやっていて、都会の一等地に大きなビルを持ち、恵まれて暮らしていたと思う しかし、その財産に頼らせることなく生きていかせるためか、うちの両親の教育方針は、「何も残してやらないかわりに、何も背負わせない。1人で生きていけるようになれ」だった 自分はそれをとてもいい方針と信じていたし、親と自分は関係ないものとして、ちゃんと親の財産に頼ることはせずに生きようと思っていた まあもちろん教育の投資などはそれなりにしてもらったけどね おかげで今はひとりで生きていける社会人になり、実家からは遠く離れてしまったけど、結婚もできて子供も生まれた 祖父母が亡くなった時、色々な後処理も大変そうだったが、全部父が片付けた 色々残されたものが大変になるので、当時父は墓じまいをしようとしたが、父の弟などの反対により結局墓はそのまま残っている 負担は誰にもかけ