誰でも気軽に鑑賞できる環境を目指す北九州市立いのちのたび博物館 記事 INDEX 触って”本物”を体感! 東京五輪がきっかけに バリアフリーツアーも 芸術の秋。福岡県内の美術館や博物館で、障害の有無や国籍、年齢などにかかわらず誰でも安心して鑑賞できる「ユニバーサル・ミュージアム」を目指す動きが広がっている。 触って”本物”を体感! 「土器の内側に溝があるのに気付きましたか? 指を押し当てて作ったことが分かります」。太宰府市の九州国立博物館の特集展示「さわって体験!本物のひみつ」(10月14日まで)で、学芸員の斎部麻矢さんが教えてくれた。 触れて展示の鑑賞を楽しむ子どもたち 会場には弥生時代の製法を検証して再現した銅たく、実物の銅鏡など約30点を展示。来館者は銅たくを鳴らしたり、銅鏡を触ったりしていた。福岡市早良区、中学1年牧野樹(いつき)さん(12)は「凸凹しているとか、もろそうに見えても