気仙町今泉地区には約500世帯が住んでいたが、東日本大震災の津波で3世帯を除く全ての住宅が流され、住民達は他の地域の仮設住宅に散り散りに住むことを余儀なくされた。この地を離れたくないと思った住民達もおり、寺の境内の山を切り崩し、何とか9世帯の仮設住宅を建設して、現在は12世帯が暮らしている。東日本大震災において仮設住宅を提案していた我々の活動を知った今泉地区の方から集会所の依頼を受け、住民ボランティアの方々と一緒に集会所の建設を行った。
移りゆく社会を考えるきっかけに 深澤 直人(2011年度グッドデザイン賞審査委員長) 2011年度グッドデザイン賞では、大賞が東日本大震災の被災地復興に寄与したナビゲーションシステムであったり、金賞12件中5件が医療機器であったりと、い わゆる狭義のデザインで語られる一般消費者向けの製品よりも、社会性を帯びた製品や事業、システムの受賞がこれまで以上に顕著となりました。社会貢献や医療機器でもデザインが語られるようになったのは、今、そうした事物に期待が寄せられているためで、時代を反映していると感じます。今回はインターネットを通じた受賞者投票も実施しましたので、参加者の方々も、社会的な視点から「グッドデザイン賞」をとらえたとも考えられます。 社会的な視点の強弱が受賞を左右したということはありません。ただ、審査で共通するマインドとして、はじめに「適正」と いう言葉を提示しました。「新たなモノは生
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グッドデザイン賞ってなに?グッドデザイン賞は、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨のしくみです。 60年以上にわたり「Gマーク」とともに広く親しまれながら、 デザインによって、暮らしや社会をよりよくしていくための活動をしています。もっとくわしく
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