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2007年11月4日のブックマーク (2件)

  • アリやナシやの話

    はてブのホッテントリを見ながら寛いでいると、野球好きの友達から、興奮気味の電話がかかってきた。 「日シリーズで初の完全試合が達成されるかも!」 「完全試合? それって凄いの?」 「凄いってもんじゃないぞ!」 彼は酷く興奮しているらしく、普段の1.5倍の早口で一番最近の完全試合が十年以上前であることを語ってくれた。 「へぇ、じゃあすごいんだろうね。で、今何回?」 「8回の表で……今三振とって2アウト! あと四人!」 「へー、じゃあちょっと見てみるわ」 テレビをつけチャンネルを変える。 どこか冴えない感じのサングラスをかけた男がマウンドに立っていた。 実況の話を聞く限り今投げている投手の名前は山井。 彼こそが完全試合達成に臨むべく投球を続けている男らしい。山井、恥ずかしながら知らない名前だ。 まず僕はそれを見て、意外だな、と思った。 というのも、その完全試合を達成しようとしている選手が中日の

    アリやナシやの話
  • 『黒博物館スプリンガルド』 - ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

    藤田和日郎先生の作品は、『うしおととら』の連載開始から読んでいました。週刊少年サンデーで『からくりサーカス』が終わった後、スピリッツで短期連載をされていましたが(梟の話)、その次回作がモーニングでの、この『スプリンガルド』だったかと思います。 ネット上で「ヴィクトリア朝を舞台にした、殺人事件」という連載前の情報を見ていたので、「ゴシックやホラーが強い傾向なのかなぁ」とあんまり注意してチェックしておりませんでした。 昨日、書店でふと見かけましたが、表紙も帯も確かに印象どおりです。 19世紀・ヴィクトリア朝初期のロンドンで、女性ばかりを狙った連続殺人事件が発生。現場では、高笑いしながら跳び去る怪人の姿が目撃されていた。3年前、夜道で女性たちを驚かせたと言う「バネ足ジャック」が殺人鬼となって帰ってきたのか? 事件を追うロンドン警視庁の警部は、意を決してある「貴族」の館へ馬車を飛ばす……熱き活劇の

    『黒博物館スプリンガルド』 - ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん