「ラジオの帝王」の異名を持つ伊集院光氏が渾身の力を込めて制作しているDVDシリーズ『伊集院光のばらえてぃー』が連続リリース中だ。 これまで、『伊集院光のばんぐみ』(『伊集院光のでぃーぶいでぃー』としてDVD化)や『IJP イジューインパーク』などの冠番組でも発揮されてきた毒気と実験精神がさらに先鋭化し、心理実験や人間観察をバラエティの形に昇華している。 これらの作品は少人数のスタッフで作成されていて、伊集院氏自身がロケ地を探したり、テロップを入れたりといった作業をしているという。できる限り自分で手掛けたいという気持ちが強いのだろうか? 本人に尋ねてみた。 「大勢で作る作業はテレビでやらせてもらっていますし、ラジオはほぼ僕一人。その中間をやってみたいって感じで、でしゃばったり引いたりしています」 そのような作業をするきっかけは、自身の年齢にもあるという。 「もう44歳だし、それなりに店じまい