「ゲームの規則」★★★☆ 7 ~あらすじ~ さる大富豪が企画したゲーム。勝者には莫大な財産が、敗者には永遠の沈黙が与えられる。 可奈に強引に参加させられた燈馬は、誰も勝利したことの無いゲームに挑む。 ~感想~ 単純なゲームに心理パズルを沿え、オチには意外な結末を用意した一編。 凡百の作家ならばゲームの必勝法だけで終えるところに、この作者は様々な趣向を凝らすのである。 「凍てつく鉄槌」★★★★★ 10 ~あらすじ~ 30年前に閉じられたきりの勝鬨橋の中からミイラが発見された。 しかしミイラがしていた腕時計は25年前に作られた物で……。 ~感想~ 大傑作。このマンガに少しでも興味があるならば、まずこの一編だけでも読んで欲しい。 魅力的な謎から挑発的な犯人の登場、過去の因縁が絡み合い、冒頭のミイラの謎が解け、全てに決着がついたと思った瞬間。 とんでもない仕掛けが死角から忽然と現れる。ミステリマン