この項目では『源氏物語』の各帖のあらすじを簡潔に記載する。詳細は各帖の項目を参照。 登場人物プロフィールは「源氏物語の登場人物」を参照。 第一部[編集] 生立ちと遍歴[編集] 桐壺[編集] (源氏1-12歳) 帝(桐壺帝)はそれほど身分が高くない桐壺更衣を寵愛し皇子を儲けるが、更衣はやがて病死する。これを深く嘆く帝を慰めるために亡き更衣に生き写しの藤壺が入内し、新たな寵愛を得る。一方で皇子は帝の元で育てられ、亡き母・桐壺更衣に似るという藤壺をことに慕うようになる。帝は元服した皇子を臣籍降下させて源姓を与える。彼はその光り輝くような美貌から光源氏と呼ばれるようになり、左大臣家娘葵の上の婿に迎えられる。 空白部分[編集] (源氏13-17歳) 源氏は父の寵愛する女御・藤壺と情を通じ、六条御息所とも契る。また従姉妹・朝顔の斎院に文をおくる。この期間を描いた「輝く日の宮」という巻があったとする説も