Adonitは6月、iPad用スタイラス「Jot Touch with Pixelpoint」を発表した。Adonitのスタイラスシリーズ「Jot」といえば、ペン先に導電性を持った透明なディスクと直径1.5mmの球状のボールポイントつなぎ合わせた機構で知られている。だが、Jot Touch with Pixelpointは、前モデル「Jot Touch 4」でも使用されていた同機構は採用せず、新しいペン先を搭載している(詳細については、「iPad用スタイラス「Jot Touch with Pixelpoint」レビュー--ペン先が変わった新モデルの使用感」を参照)。 ここでは、Adonitが新しいペン先の採用を決定した背景、その形状や大きさが決められた過程、開発において難しかったこと、さらに、同ペン先がAdobeのスタイラス「Ink」に採用されたいきさつなどをAdonit関係者に聞いた。