帰りがけ図書館に行ったら中上健次の本が置いてないでやんの。もう過去の作家ですか。家族論とか地域論とか語るためのスタディに使おうと思ってたのに。まあ仕方なし。 http://d.hatena.ne.jp/i04/comment?date=20080414#c 上記でこんなことを書いたのだけど、補論。 それと、家族やコミュニティに関してはライフサイクルと流動性の問題があるんでそこんとこ着目してほしいです。擬似家族もトゥルー家族も小さな成熟共同体も「流動性」と「確率性」の中にあって、便宜的かつ暫定的にそうした関係が結ばれ、あるいは解体されるものだ、ということです。しかしなおトゥルー家族は強い物語的吸引力を持ち、それに引きずられる形で擬似家族や小さな成熟共同体の形相というものもあります。それは近代における家族が自己のルーツであり生存の支えであり離れてもいつかは帰る場所であるからなのですが、そうした