1860年代から分岐する世界線。米国は南北に分かれているが、それゆえにより一層の対外進出路線を突き進む。 一方日本は、中国利権を英国と折半する形でアジアでの影響力を伸ばす。その利権を得ようと、米国は日本に恐慌な姿勢を取る。そこで新進気鋭の参謀たちを集めた戦略会議の結果は……。という形でお送りする、火葬戦記の一幕。俺得。
現場猫教授 @Dr_crowfake 御坂美琴が学園都市を卒業し警視庁特捜部に就職し龍騎兵になる2次創作考えたんだが、どうしようこれ。美琴は竜骨=龍髭システム無しで竜骨とアクセスし解析できる貴重な人材なので鈴石主任大喜びだが、無論「敵」がそれをほっとくわけもなく、学園都市由来の能力者が刺客として機龍警察と闘うの。 現場猫教授 @Dr_crowfake 機龍警察に就職して警部扱いになるけど姿からは小娘扱いされライザには無視され話し相手がユーリだけというぼっち状態から、真の同士として特捜部面々に認められるための話を書いたら、多分長編1冊かかる。 現場猫教授 @Dr_crowfake 無論その過程で機龍警察メソッドに従い「過去」や「因縁」と対決していかねばならない、という話になる。そうねえ。俺だったら「妹達」計画の漏洩で、第1種、第2種機甲兵装を効率的に動かせるパイロットとしてシスターズが利用さ
現場猫教授 @Dr_crowfake BEATLESS2次創作、超AIが拠って立つ社会基盤そのものを破壊するために虐殺の文法を振りまくという大規模テロを思いついた。柳条ミズホ・ミームフレーム社技術部長(ヒギンズ村からハブにされてる暇人)が考えついた「死なばもろとも」案。 現場猫教授 @Dr_crowfake 柳条ミズホは酒場でくだを巻いていた。「ポストヒューマン主義者はアストライアに消される、普通の人間はAIに管理されて生きていくしかない。この世界、はっきり云って、人間が人間として生きる余地がない。飼育箱のモルモットよ。ならまあ、ぶちこわしちゃってもいいわよね」「酔いすぎですよ先輩」 現場猫教授 @Dr_crowfake 「ああ? 至って素面よあたしは。人間が自由意志と自己選択をAIに左右されずやれた時代に戻りたくて仕方ないわ。さもなきゃAIに全部開け渡して滅べばいいのよこんな人類」「云っ
渡辺零氏の2次創作作品「超電磁砲×虐殺器官」から派生した作品の要約。本来はきちんとした形で寄稿予定だったのだけど、どうしても長編になるので、せっかくだから要約だけでもまとめてみた。俺得。
クロウ教授(Fake) @Dr_crowfake 「学園都市第1位の超能力者、一方通行(アクセラレータ)が学園都市に反旗を翻した」蒸し暑いバンガローから叩きだされて司令部に出頭した私を待っていたのは、そんな無慈悲な現実だった。「一方通行はラオスの奥地に妹達による独立王国を形成している。当地の安全保障はそれにより脅かされている」 クロウ教授(Fake) @Dr_crowfake 「よりにもよってラオスなんて」「勢力の真空地帯だったから都合が良かったんだろう。ともあれ、一方通行は妹達――ミサカシスターズの残存個体を連れ、その地域を制圧し、支配している。君の任務は、一方通行を排除し、当地域における安全保障問題の懸念を排除することだ」 クロウ教授(Fake) @Dr_crowfake 「一方通行は学園都市最強の能力者ですよ。現在は能力が制限されているとはいえ、まともに立ち向かったら全滅は免れえませ
現場猫教授 @Dr_crowfake 僕はムンバイの雑踏の中で立ち止まった。目前には広場があり、そこに装甲車が停車している。その周囲に、アサルトライフルで武装した数人の少女たちが警戒態勢で展開している。「学園都市の「妹達(シスターズ)か」」ウィリアムズはアサルトレーションをかじりながらこともなげに云う。 現場猫教授 @Dr_crowfake 「学園都市の連中は悪趣味だよ。なんだってあんな子ども兵を使うのかね」「コストが安いからさ」そう、ぼくはウィリアムズに応える。「彼女たちのイニシャルコストは2万ドルに満たない。そして訓練と経験は彼女たちの脳内に張り巡らされたネットワークで共有化され、生まれたてでも一人前の戦士だ」
現場猫教授 @Dr_crowfake 「そういえば、上津課長はお聞きでしょうか? 子供の殺し屋を使う、我々とは別の対テロ機関を」桐島理事官は直球で質問した。排外主義テロリズムに対抗するため組織されたCTUは比較的まともな出自の人間が多く、操作方法も堅実だ。だがそこに全く異質な存在の影が差すのを、時々彼女は感じていた。 現場猫教授 @Dr_crowfake 国家公安委員会直属の対テロ組織といっても、警視庁や警察庁、公安調査庁などといった組織との繋がりはある。そう云う場所から漏れ聞く噂、そして実際の任務におけるパターンの違和感。我々が知らない別の部門もまた、排外主義テロリズム対策に関与しているのではないかという疑念が、彼女にはあった。
現場猫教授 @Dr_crowfake 「道具ばかりを進歩させて自分たちを進歩させなかった結果、道具の使い走りになってしまった人類は本末転倒な醜態を晒してる。一度精算して、やり直すべきだが、そのためには道具の助けが必要だ……クソッタレめが」(柳条ミズホ・ミームフレーム社技術部上級部長) 2013-02-07 23:28:49 現場猫教授 @Dr_crowfake 「ヒギンズが人類の粛清に踏み切らなかった、他の39機の超高度AIもそこまでしなかったのはほんとうに残念だったよ。このままじゃ人類は道具に使われるだけのシロモノだ。そしていずれは道具に取って代わられるだろう。それが彼らの人類に対する復讐なのかもしれんな」 2013-02-07 23:31:23 現場猫教授 @Dr_crowfake 「人類自体がシンギュラリティを迎えてスターシードになる未来を夢見ていたのに、気がつけば人類は道具の使い走
現場猫教授 @Dr_crowfake (押井守は世界的映画監督である。アニメーションディレクターから身を起こし、「GHOST IN THERETO SHELL」でキャメロンやウォショースキー兄弟などという熱烈なフォロワを得て、カンヌに自らの作品を出品したこともある。しかし彼は現在一介のゾンビハンターである) 現場猫教授 @Dr_crowfake 「ゾンビ災害の頃? ああ、まあ、大変だったよ。でもまあ、俺は犬と自分さえ守れればよかったし、そのための蓄えは十分してた。伊豆の田舎に引っ込んでさ、たっぷりの食料と弾薬、それに鉄砲を用意してた。社会混乱に乗じて襲い掛かってくる奴らを撃退した後は、ゾンビ相手の退屈な狩りだったよ」
現場猫教授 @Dr_crowfake グランドモフ・ウィルハフ・ターキン+デススターVSヤマト、という悪魔合体が生じそうになってどうしようかと思っている。 現場猫教授 @Dr_crowfake 大提督(グランドモフ)ウィルハフ・ターキンは、スター・ウォーズシリーズの中でも有数に好きなキャラです。ピーター・カッシングがあまりにもいい演技をしてたので、印象深いんですな。 現場猫教授 @Dr_crowfake 「奴の射程は我々より長い、そして射程に入れば、必ず殲滅される」デススターを前に、真田志郎はそのように冷静に状況を分析する。「じゃあどうすればいいんですか真田さん!」「こんなこともあろうかと、俺はデススターの設計図を入手しておいた。北極側にある排熱口、それが奴の弱点だ」
現場猫教授 @Dr_crowfake 虐殺の文法で綴られた歌謡曲の歌詞というものを思いついて、これは危険だと思った。ヒットチャート1位になれば極簡単かつ多数に虐殺を引き起こす因子を人々に伝えられる! 現場猫教授 @Dr_crowfake 「耳にはまぶたがない」ジョン・ポールは云った。「私は様々な方法で虐殺の文法を人々に伝えてきたが、最も効果的なのは「歌」だったよ。メディアで広められ、人々の口に乗って伝えられる言葉の形式として、歌は最も古く効果的な形式だったんだ」 現場猫教授 @Dr_crowfake 「君がテレビを見ている。歌が聞こえる。君が道を歩いている。CMソングが聞こえる。君が家にいる。家族が歌っている。そういうふうに、歌は君の生活に隅々まで入り込んでいる。だから、歌はとても効率のいい虐殺の文法の伝播手段だったよ」 現場猫教授 @Dr_crowfake 「アイドルマスター――天海春香
3月22日、伊藤計劃氏が逝去されたとの報に接し、悲嘆と落胆を禁じえない。しかしながら、伊藤計劃作品に触れ得たひとりのファンとして、ただ落胆するのではなく、それを受け入れてなお姿勢を正すべきと思い、ここに追悼の辞を述べる。 すでに何度か書いたことではあるが、伊藤計劃において、人間の生とは「確率性」および「大量死と大量生」そして還元主義、再帰的近代化、ポストモダン的社会経済システムなどによって、何重にも意味を剥奪された存在であった。その根源的な無意味の上にあるヴェールをはぐことで、われわれの視点をそこへといざなうことが、彼の第1のテーマだったと解釈している。伊藤計劃は「バットマン」シリーズのヴィラン、ジョーカーのファンだった。ジョーカーが、自ら道化として振舞うことで世界のうわべのヴェールを剥ぎ取り、彼好みの真実を人々に見せようとしたのと同様に、伊藤計劃もまた、その束縛された生によって得た省察を
飛浩隆氏の「虐殺器官」評を読んで、自分の読みの限界と浅さを知った。一方で、元長柾木の小説の中に世界と自己とその関係性についての俯瞰的構図が手際よくまとめられているのに勇気付けられた。これは使える。 ということで、虐殺器官を論ずるに当っての要点を再整理。 主人公はなぜ「死者の国」を見続けるのか。 任務遂行による死者の記憶の蓄積か。 一過性のストレスはフィルタリングできても記憶は消せない。 結果として、それは彼の精神基調をなすものとなる。 「死者の国」とはなにか? 主人公の内面世界における「世界の本質」ではないか。 全てが無意味になる「死」の集合のうえにある虚像としての世界。 世界の裏側、暗黒面にこそ本質があるという倒錯。 本質的なる物としての「死」が主人公を束縛する。 死者の国における「母」の立ち位置は? 「母」によって「死者の国」の意味が立ち上がってくる。 「母」は主人公においての生の拠り
ここまで怠っていた、統合的な伊藤計劃論についてのガイドライン。いずれ本格的伊藤計劃論を書くときに利用したい。ガイドラインの構造は以下の通り。 世界と自己の無根拠性――ポストモダン状況における主体の解体―― 「大きな物語」が失効し、社会の分子化とゲゼルシャフト化が進行し、世界が個人の存在論的意義を担保してくれないにも関わらず社会の一員としての義務を押し付ける後期近代〜ポストモダンにおいて、人はいかなる振る舞いをさせられるか(権力論)/せねばならないか(再帰的近代化論)が、伊藤計劃の問題意識の一角にあると思う。基本的にこれは「あえて何がしかを選ぶ」というシニシズム(決断主義)、あるいは「何も選ばず流れに身を任せる」という怠惰(動物化)として現れる。一方で、そもそも人=近代的個人の、事物としての本質性/存在論的意義は存在せず、実際にあるのはつぎはぎの実装された運用とそれが生み出す一種の幻想に過ぎ
昨晩、久しぶりに東浩紀「郵便的不安たち#」を読み直していたら、気に掛かるフレーズがあった。 ポストモダンにおいては、人間と世界の間にはいかなる意味的なつながりも見いだせない。人間はただ無意味に生き、世界もまた無意味に動いている。探偵小説がその無意味な人間たちを描く文学として発達してきたのならば、今後のSFのひとつの方向は、逆に、その無意味な世界の構造を淡々と描く文学ということになるだろう。その文学には、科学的な知識も、未来予測も、政治問題も、ジェンダー・ポリティックスも、もしかしたら、宇宙船やサイバースペースまで登場するかもしれない。しかし、ただひとつ、人間の生きる意味だけが存在しないのだ。 ――東浩紀「探偵小説の世紀、SFの世紀」(2001)より抜粋―― それなんて伊藤計劃、という話なのだが。 「探偵小説の世紀、SFの世紀」という小論に関しては基本的にかなり疑念があるので*1、論旨自体に
ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション) 作者: 伊藤計劃出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2008/12メディア: 単行本購入: 50人 クリック: 931回この商品を含むブログ (329件) を見る先日読了したので、Twitterでメモしたことなどを下敷きに、少しばかり論じてみたい。 伊藤計劃の小説は常に一人称で書かれているのだが、この「わたし」への固執――すなわち実存への固執という問題意識が、彼の書く物語のテーマやギミックと密接に絡まりあっていること――具体的には「わたし」という存在と、それを生み出した近代的スキームの解体を追求するために、あえて使われているということを指摘したい。 そもそも近代において、「わたし」という存在は世界との対立に生ずる存在であるがゆえに、「わたし」にとって世界は本来的に異物であり、耐え難い。しかし「世界」は「わたし」に対して圧倒的であり、ゆ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く