Internationally acclaimed author Keiichiro Hirano shares his insights, vision and passion for the written word. 平野 啓一郎 小説家 1999年、京都大学在学中に『日蝕』で第120回芥川賞を受賞。当時史上最年少タイ23歳での受賞で、該博な知識と華麗な漢文的文体を駆使して鮮やかに作品を描き出したその早熟な才能は「三島由紀夫の再来」として注目を集めました。2004年には、文化庁の「文化交流使」として1年間パリに滞在。ヨーロッパ各地での精力的な講演活動をはじめ、対談、評論等も積極的に行った20代を経て、2008年には現代人の生の孤独と哀しさ、悪、「幸福」の意味を徹底して追求した『決壊』、翌2009年には「現代の困難の克服」を課題とした近未来小説『ドーン』を発表。『ドーン』では、