<第2次大戦後の労働力不足を補うためイギリスがかつて招き入れ、何十年もこの国に貢献してきたカリブ海諸国からの移民を、手のひら返しで冷遇した英政府の恥ずべき政策とは> ここのところ、僕はイギリスを擁護するような文を何度も書いた。ブレグジットをめぐってこの国が不当に叩かれているように感じて、違う視点を提供したかったのだ。でも、僕を知っている人ならみんな言うだろうが、実際のところ僕はしょっちゅう、イギリスが落ちぶれつつある(最初からそんなに偉大な国だったわけではないけれど)、と愚痴っている。この点において、僕はかなり典型的なイギリス人だ。 いわゆる「ウィンドラッシュ・スキャンダル」は特に、僕の中でイギリスへの信頼を傷つけた。僕は英政府が完璧だと思ったことなど一度もなかったが、イギリス人の多くは、あまりに際立ったこの事態に心底衝撃を受けた。「ウィンドラッシュ世代」という言葉は、1948~1973年

