標準ライブラリの ast モジュールを使うと Python で書かれたソースコードを構文解析できる。 それによって得られるオブジェクトは AST (Abstract Syntax Tree: 抽象構文木) と呼ばれる。 その使い道としては、例えば Python の lint ツールなどが考えられる。 つまり、ソースコードの構造を確かめることでまずいところを見つけ出すことができる。 使った環境は次の通り。 $ sw_vers ProductName: Mac OS X ProductVersion: 10.11.4 BuildVersion: 15E65 $ python --version Python 3.5.1 使ってみる 論よりコードということで実際にソースコードを ast モジュールで処理してみよう。 まずは次のようにシンプル極まりないサンプルを用意する。 $ cat << 'EO

