タグ

ブックマーク / apeman.hatenablog.com (172)

  • 「30万人殺害されたとは言い切れない」と「30万人も殺されていない」の間の差 - Apeman’s diary

    南京事件否定派が成功しているのは「30万人が殺害された、とする根拠が十分じゃない」ということの論証である。しかしそこから直ちに「30万人も殺されていない」とするのは論理の飛躍である。「30万人も殺されていない」と主張するためには、それこそ安全区の人口を南京市の人口とすり替えるようなゴマカシ抜きで当時の人口移動について実証的な検証*1をし、「30万人も殺されたはずがない」ことを示す必要があろう。秦郁彦も(80年代には)こう言っていた。 奥野元国土庁長官は「中国政府にかけあって紀念館のかかげる三十万の数字を訂正させろ」と迫って外務省を困惑させたが、代わる数字の持ちあわせがあったのだろうか。へたな数字を持ち出して根拠をただされれば恥をかくだけで、終戦直後の泥ナワとは言え、生きのこり被害者の証言を積みあげた三十万に対抗できる数字をわが方から出すのは不可能と思う。 (「論争史から観た南京虐殺事件」、

    「30万人殺害されたとは言い切れない」と「30万人も殺されていない」の間の差 - Apeman’s diary
  • 南京事件否定論者に「資料を見せて」も無駄な理由 - Apeman’s diary

    よく“南京事件が史実なら証拠になる資料を提示すればすむことじゃないか”と気軽に言って下さる方がいるわけですが、そういう人々は南京事件否定論者(あるいは一般に歴史修正主義者)がどんな人間であるかを知らないんですね。 http://b.hatena.ne.jp/entry/http://b.hatena.ne.jp/munyuu/20080902%23bookmark-9862394 での CrowClaw さんのブクマコメントに対してこんなエントリを書いた人がいます。 「ファシズムに精緻な定義なんて無いし、ナチスはファシズムでは無い」 ファシズムに精緻な定義なんて無いよ。 なぜって、1943年にスターリンが「ソビエト以外の社会主義をファシズムと呼び、おとしめてしまえ!」と出した命令からドイツの国家社会主義をファシズムと呼ぶようになっただけだから。 大戦中に始められたプロパガンダを、スターリン

    南京事件否定論者に「資料を見せて」も無駄な理由 - Apeman’s diary
    cubed-l
    cubed-l 2009/06/08
    (追)エントリからわずかな時間でコメント欄がこんなことになるとは
  • 「800人だろうが5000人だろうが同じこと。事実は事実。」 - Apeman’s diary

    数々の映像からも、あの日、軍による虐殺があったのは確かなこと。 800人だろうが5000人だろうが同じこと。事実は事実。そこから目をそむけるな! (http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20090207/p1#c1244128284) これ、ネタじゃないんだよね? だったらそれは南京事件否定論者および妖怪「どっちもどっち」に言ってよ。4万人だろうが30万人だろうが同じことだ、と。このエントリで紹介してんのは全部『週刊新潮』の記事なんだよ。で、「天安門事件はなかった」と主張しているのは南京事件否定論のロジックなんだよ。

    「800人だろうが5000人だろうが同じこと。事実は事実。」 - Apeman’s diary
  • 求む「為にする議論が目的の人につける薬」 - Apeman’s diary

    昨日の続きです。 こういうサイトを運営しているといろいろと「質問」をコメントされる方がおられるわけですが、そういう人が「新たに興味をもったばかりで、手がかりをもとめてたまたまここにたどり着いた」のか、それともあわよくば揚げ足でもとってやろうと目論んでやってきたのか、というのはだいたいわかるもんです。たまに微妙で「どっちなんだろ?」と首を傾げるケースがないではありませんが、まあ多くの場合誠実さないし不誠実さは書きっぷりに現われるものです。 で、後者であると判断できるような人が「犠牲者は何人くらいだと思いますか?」とか「あなたの考える南京事件とはどのようなものですか」などと質問してきてもまともに答える気になれないのはなぜか。これでも否定論の論法は一通り知っているつもりですから、揚げ足をとられることを真剣に気にしているわけではありません。その後の展開が目に見えているからバカらしくてやる気になれな

    求む「為にする議論が目的の人につける薬」 - Apeman’s diary
  • よそでやれ、って言われたんで - Apeman’s diary

    「私はこの問題に深入りしません。浅い程度で読める代物を心がけて書きました」などという性根でもって首を突っ込んでおいて「超要約・俺頑張ってこのエントリ書いたんで、できれば読んでください」などと虫のいいことを言っているブログ主に対してはなにを言う気にもなれなかったものの、コメント欄に典型的な症状を呈している人がいたのでコメントしたところ、「議論はよそでやれ」って言われたんでエントリを書くことに。id:toycan2004 をコールしておく。 http://d.hatena.ne.jp/a-kubota/20090530/1243663042#c1243761056 toycan2004 2009/05/31 15:30 あと、whenからつなげて時間的に可能なのかって点も欲しかったかも 否定論者は結構この点を突っ込んできますよね 素人である私はここを突っ込まれるとうなづかざる得ないんで 20万

    よそでやれ、って言われたんで - Apeman’s diary
  • いまさらながら・・・ - Apeman’s diary

    http://alfalfa.livedoor.biz/archives/51470094.html http://b.hatena.ne.jp/entry/http://alfalfa.livedoor.biz/archives/51470094.html 「自分は果たしてシベリア抑留についてどの程度のことを知っているか?」と自問してみれば*1、そんなに騒ぐようなはなしでないことはすぐにわかるじゃん。というのが第一印象だったんで大して気にもとめていなかったのですが、いろいろと反響を起こしているようです。 http://d.hatena.ne.jp/D_Amon/20090528/p1 http://d.hatena.ne.jp/D_Amon/20090530/p1 (関連して)http://d.hatena.ne.jp/Dr-Seton/20090529/1243606377 すっかり出

    いまさらながら・・・ - Apeman’s diary
    cubed-l
    cubed-l 2009/05/31
    否定派は人が変わっても進歩がないように見受けられる
  • 「なんぼ血脂を吸っても斬れた」 - Apeman’s diary

    「私の軍刀は備前長船。オヤジがはなむけとしてくれたヤツです。何でも日刀は世界一の人斬り道具だそうですな。ええ、よく斬れましたっけ。話では、人を斬ると血脂が粘りついちゃって、駄目になるっていうが、嘘だな。なんぼ血脂を吸っても斬れた。ゲリラの首を打ち落としても、手応え〔原文は「てごた」とルビあり〕を感じないくらい斬れた。でも、不思議ですよ。首が飛ぶと女はかならず、うつぶせに倒れる。男はあお向け。なぜかな、こればっかしは今でも割り切れません。他人より切れる刀を持ってる自負からか、ずいぶん斬りましたねえ。中隊ではいちばん斬ったでしょうな。さあ、あとさき何人くらいになるかなあ・・・・・・。 (後略) 下川耿史、『死体と戦争』(ちくま文庫)、146ページより。『週刊サンケイ』編集部にいたことのある著者が、その『週刊サンケイ』時代に取材した元衛生下士官の回想。山「事実であろうと、なかろうと」七平セン

    「なんぼ血脂を吸っても斬れた」 - Apeman’s diary
  • NHK「シリーズJAPANデビュー」に自民議連が質問状? - Apeman’s diary

    ZAKZAK 「日台双方で批判続出…NHK「偏向報道」政界に波及 5日放送「アジアの“一等国”」自民議連が意見書」 NHK総合テレビが5日に放送した「NHKスペシャル シリーズJAPANデビュー 第1回『アジアの"一等国"』」の内容に対し、有識者らが「偏向・歪曲報道」などと批判している問題で、自民党の保守系議連「日の前途と歴史教育を考える議員の会」(会長・中山成彬元文科相)が近く、同局に質問状を提出することが20日、分かった。問題はついに政界に波及することになった。 番組は、日清戦争後の日による台湾統治について、一等国を目指して統治の成功を海外に誇示したが、日台間の格差と同化という矛盾を抱え、やがて皇民化運動で日文化を強制した−などと放送した。 これに対し、日台の文化交流を進める民間団体「日李登輝友の会」(小田村四郎会長)は10日、「日が一方的に台湾人を弾圧したとするような史観で

    NHK「シリーズJAPANデビュー」に自民議連が質問状? - Apeman’s diary
  • 確実なこと - Apeman’s diary

    http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/ytoz/20090320 ↑のメタブ、メタメタブなどもあわせて。 http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/ytoz/20090321 「B29から原子爆弾が広島に向けて投下され、その爆弾が広島上空で予定通りに作動した」ということのみをもって「広島への原爆投下があった」と考えるのであれば、もちろん「広島への原爆投下があった」という歴史的事実を確認することは「ホロコーストはあった」「南京大虐殺はあった」という歴史的事実を確認することよりもずっと容易だろう。他方、被害の全貌を明らかにすることまで含めるのであれば、はなしはそう簡単ではなくなる。現在でもなお被爆者としての認定をめぐって日政府と日国民の間に争いがあるのはその一例である*1

    確実なこと - Apeman’s diary
  • その軽々しさだけは勘弁してほしい - Apeman’s diary

    ドイツやフランスのようにホロコーストの否定を法で禁じている国々においても、もちろんそれが「言論の自由」という重要な原則に抵触するのではないかという主張は存在する。否定論の禁止を(積極的にであれ消極的にであれ)支持する者だってそうした疑義が真性のものであることは認めるだろう。「言論の自由」という観点から「ホロコースト否定論を法で禁じるべきでない」と主張することはもちろん禁じられていないし、現にそうした主張はなされているし、そうした主張が馬鹿げたものとされることもない。 問題は、あたかも自由に研究を続けていれば「実はホロコーストはなかった」という結論が出てくるかもしれないと言わんばかりの、ホロコースト否定論を法で禁じることでホロコーストの実態解明が阻害されているかのようなスタンスで否定論禁止法を扱うことだ。これは第一に、これまでの研究の蓄積に対する侮蔑である。実際、(日において)そういう態度

    その軽々しさだけは勘弁してほしい - Apeman’s diary
  • 「「田母神俊雄=真贋論争」を決着する」 - Apeman’s diary

    秦郁彦・西尾幹二、「重鎮・直接対決! 捨て身の問題提起か、ただの目立ちたがりか 「田母神俊雄=真贋論争」を決着する」、『諸君!』、2009年4月号 まあもちろん「決着」などある意味ではすでについているし、別の意味ではこの対談でつくわけではないのですが。 発売されたばかりの雑誌なので、二人の対立がもっとも鮮明に現れていると思われる箇所(の一つ)だけを引用しておく。 秦 私は東京裁判というのは、ほどほどのところに落ち着いた、比較的、寛大な裁判だったという感想を持っています。一方、戦時下の日は、敵に対して裁判らしい裁判をやっていません。これは非常に悔やまれることですね。 西尾 「ほどほど」とおっしゃるのは量的にみているからで、裁判の質が問題なのです。勝者が敗者を犯罪人扱いする資格はないはずです。日にナチスはなかった。だから日人に対する裁判なんかする必要はない! 日戦争は正しい戦争だった

    「「田母神俊雄=真贋論争」を決着する」 - Apeman’s diary
  • もうそろそろ「一皮むけたオレ」を演出してシニシズムを正当化するために他人をダシにするのはやめてはどうか? - Apeman’s diary

    こちらのコメント欄にいただいたコメントが多数になりましたので、一部についてはこのエントリをもってお返事とさせていただき、その他についてはあちらで個別にお返事させていただくことにさせていただきます。あと、gokinozaurusu氏についてはもうテキストの読みが甘過ぎておはなしにならないので、どっかで修行してから出直すことをお薦めしておきます。現状ではあまりにも言っていることがバカバカしすぎるので相手をする気になりません(同じようにバカバカしくても「さるお方」なら相手をするメリットがこちらにもありますが、ゴキ氏の場合にはないですからね)。一例だけあげておけば十分でしょう。 gokinozaurusu 2009/01/26 23:27 id:tari-Gさん それサヨクをネトウヨに、 右翼を左翼に、白燐弾を民族浄化に、 パレスチナをチベットに、 イスラエルを中国に置き換えればそっくりそのまま

    もうそろそろ「一皮むけたオレ」を演出してシニシズムを正当化するために他人をダシにするのはやめてはどうか? - Apeman’s diary
    cubed-l
    cubed-l 2009/01/27
  • 急募:アドバイス(追記あり) - Apeman’s diary

    国際法の解釈をめぐる議論をしていたんです。私は立法の趣旨に照らしてかくかくしかじかの部分をちょっと緩やかに解釈してもいいはずだ、って言ったんです。そしたら相手の方は条文の解釈は厳格に、字義通りにすべきだ、と。というかブツ見りゃ解釈もヘチマもないだろ、と。緩やかに解釈すると弊害があるだろ、と。で、私が「弊害ってどんなのですか?」と尋ねたら「んなもん知るか。というか想像できるわけないだろ? おまえ重力がなくなったらどうなるか想像できるのか?」と言われてしまいました。こういう人とどうやって議論のための「共通の前提」を見つければよいのか、良きアドバイスをお願いします。 追記:業務連絡、業務連絡。id:inumashさま、inumashさま、あなた宛の質問がとどいております。idコールをお望みのようでしたからお知らせいたします。 http://d.hatena.ne.jp/Apeman/200901

    急募:アドバイス(追記あり) - Apeman’s diary
    cubed-l
    cubed-l 2009/01/26
  • 他人の主張を「嘘」「デマ」と言って回ってる人間がなに泣きごと言ってんの?(追記あり) - Apeman’s diary

    「ここまでひどいことを言われたのははじめて」なんだそうで。あと「戦慄」しちゃってる人もいますな。「ホロコースト」には「恐怖」を覚えるのに「ポル・ポト」には覚えない、という人がいましたが。悪いですね、もっとひどいこと言われ慣れてるもんで。ところで他人の主張を「嘘」「デマ」と断定することはその人物を「嘘つき」「デマゴーグ」と呼ぶことと同義だ、ってことはちゃんと自覚してますよね? きっと「嘘を嘘と言ってなにが悪い?」という反論が来るだろうから、こちらも「軍オタの毒が回ってる」と言わざるを得ない理由を明らかにしておきましょう。 あんまり細かいことを追求するまでもないので、重要な2、3点に絞って書いておきましょう。 まず、白燐弾の使用についての国際赤十字の見解が明らかになりました。すでにご存知の方も多いでしょうが。 http://www.icrc.org/web/eng/siteeng0.nsf/h

    他人の主張を「嘘」「デマ」と言って回ってる人間がなに泣きごと言ってんの?(追記あり) - Apeman’s diary
    cubed-l
    cubed-l 2009/01/23
  • 道徳感情の複合性 - Apeman’s diary

    とにかく殺すのは悪い 先に殺した方が悪い 殺すのをやめない方が悪い たくさん殺した方が悪い 正当な理由なく殺した方が悪い 無抵抗な(ないし圧倒的に弱い)相手を殺すのは悪い 違法な殺害は悪い 残虐な、あるいは汚い手段で殺すのは悪い …… このリストは暫定的なもので網羅的でもなければ分析しつくされたものでもないけれど、ともあれ「殺人」という現象を前にした時に私たちのうちに立ち上がる道徳感情は、こうした複数の原則が複雑に相互作用しあった結果だということはできるのではないか。意識的に特定の原則に全面的にコミットすることを選択した人(例えば絶対的非暴力主義者)以外は、上記の原則のいずれか一つだけにしたがってすべての「殺人」を評価することには困難を覚えるはずだ。例えば、「残虐な、あるいは汚い手段」での殺人であっても、殺される側が「先に殺した」「正当な理由なく殺した」という条件を満たしてしまっている場合

    道徳感情の複合性 - Apeman’s diary
    cubed-l
    cubed-l 2009/01/21
  • 『南京大虐殺と「百人斬り競争」の全貌』 - Apeman’s diary

    多勝一・星徹・渡辺春己、『南京大虐殺と「百人斬り競争」の全貌』、金曜日 笠原十九司氏の『「百人斬り競争」と南京事件』(大月書店)が(1)「「百人斬り競争」を〈賞賛〉した時代」(帯より)について、また(2)否定派の「百人斬り競争など不可能」という議論について、歴史学的にアプローチしたものであるのに対して、こちらはいわゆる「百人斬り」訴訟により重点をおいた構成になっている。『「百人斬り競争」と南京事件』では訴訟の争点その他について詳説されてはいないので、相互補完的な関係にあると言えるだろう。また、訴訟の一方の当事者*1による共著ということで、『百人斬り裁判から南京へ』(稲田朋美、文春新書)などに対抗するものと言うこともできる。 また書名では「百人斬り」だけが前面に出ているが、昨年高裁で原告勝訴の判決がでた夏淑琴さん名誉毀損訴訟についても1章が割かれている(ただし、ページ数的には「百人斬り」訴

    『南京大虐殺と「百人斬り競争」の全貌』 - Apeman’s diary
  • Another Case - Apeman’s diary

    相異なる戦争の覚え方が出会う機会は、これまでは少なかった。それが、第二次大戦の開戦と終戦から五〇年経った後、それを記念する集会が各国で行われると、それぞれの各国で戦争の記憶がいかに異なるかが浮上する。そしてお互いに歴史の「忘却」や「偽造」を指弾するような、厳しい歴史論争が生まれることになった。 それまでにも、韓国北朝鮮からは、日の植民地支配について、また中国からは中国侵略と南京大虐殺について、責任を認め、謝罪することを求める声があり、日政府の要人の発言や教科書の記述などが、国際問題を繰り返し招いてきた。花岡事件、つまり中国から強制連行された労働者の蜂起とその後の鎮圧・虐殺につき、鹿島建設に謝罪と補償を求める訴えも起こされていた。終戦五〇周年などを節目として、その問題はさらに深刻になる。海外では、日における戦争の忘却を許してはならないという声が高まり、日国内では「自虐史観」の見直し

    Another Case - Apeman’s diary
  • 戦う相手を間違えてるよ - Apeman’s diary

    は〜そうですか、という感想に尽きると言ってもよいのだが。 革命的非モテ同盟 「ヘイトスピーチは罪ではない」 「罪」というのが「犯罪」という意味なのだとすると、現在の日において「ヘイトスピーチ」が「罪」でないのはその通りだし人権擁護法が(先の政府案のようなかたちで)成立したって「罪」ではないし、現在の日においてヘイトスピーチを刑事罰の対象としようとする具体的で影響力のある運動は存在しない。だからなに? 他方、「罪」の外延を“倫理的な非難に値すること”と考えるならば、ヘイトスピーチが「罪」であることは私には自明であると思える。「ヘイトスピーチを含めて何かを発言することそのものは人間にアプリオリに与えられた所与の権利」だ、っていうならヘイトスピーチが「罪」なのも「アプリオリ」に決まってることですよ。この人は「アプリオリに与えられた所与の権利」が「何かを発言する」権利だけだ、とでも考えてるのだ

    戦う相手を間違えてるよ - Apeman’s diary
  • 言論への法規制を懸念するなら・・・ - Apeman’s diary

    南京事件や従軍「慰安婦」問題についての東浩紀の発言から派生するかたちで、ヘイトスピーチ(や南京事件否定論など)の法規制が議論されている。崎山伸夫氏もその一人(というか筆頭)であるわけだが、そもそも「権力」についての東浩紀の議論を念頭におくなら、ヘイトスピーチ違法化のようなガチな言論コントロールを懸念するがゆえに「断固として東氏を」支持する、というのも妙なはなしだ。ご人が意識しているのかどうか知らないが。 さて、ヘイトスピーチの違法化それ自体を(そして/あるいはヘイトスピーチ違法化の巻き添えをって自由であるべきその他の言論まで規制されることを)懸念するなら、やるべきことはなにか? 最も重要なことの一つは、ヘイトスピーチや南京事件否定論などを市民(研究者含む)が自発的に批判することによってそれらを徹底的に周縁化し、無害なものにすること、そうやってヘイトスピーチ規制のための立法が必要ないと内

    言論への法規制を懸念するなら・・・ - Apeman’s diary
  • 東擁護者は「声に場所を与える」ってことで一体なにを考えてんの? - Apeman’s diary

    崎山伸夫のBlog 「今般の東浩紀の言説をめぐる騒動で断固として東氏を私は支持する」 C.だとすれば。ポストモダニズム系リベラルは、たとえその信条が私的にどれほど許し難かったとしても、南京大虐殺がなかったと断言するひとの声に耳を傾ける、少なくともその声に場所を与える必要があるはずである(この場合の「耳を傾ける」=「同意する」ではない)。 (http://www.hirokiazuma.com/archives/000465.html) 一連の東浩紀の発言のうち上の引用部分(ないしそれと同趣旨の別の発言)に対して向けられている批判は、例えば次のようなものである。 2ちゃんにいけばふつうに(東スレでも!)修正主義者が跋扈している。Willや正論など、修正主義者の文章をお金を払って買ってくれる媒体もある。産経新聞など修正主義に寛容な全国紙もある。修正主義者の国会議員もいる。これ以上何を尊重しろと

    東擁護者は「声に場所を与える」ってことで一体なにを考えてんの? - Apeman’s diary
    cubed-l
    cubed-l 2008/12/15