グッテンタグ監督による映画制作についての報道をきっかけに、南京事件に言及するエントリがたくさん書かれたわけだけれども、日常的に南京事件否定論を書き続けているブロガーとは一味違う感じで、きちんと議論が成立するケースもあった。そのなかのひとつで、「否定論者はテレビに出てきてしゃべっているのになぜ“あった派”もテレビに出てこないのか?」という質問に対する私のコメントを転記(適宜改変してある)のうえ増補。ブログ主さんではなく別のコメント投稿者とのやりとりなので、リンクははらない。 テレビというメディアはそもそも丁寧な議論に向いていない。 例えば、テレビで大学教授が「人口20万のところで30万人殺せるはずがない」って発言すれば、予備知識のない視聴者が「おおっ、そりゃそうだな」って思うことは少なくないだろう。では、これに対してテレビで反論しようとするとどう言わねばならないか? 俗に「南京」と呼ばれてい