3日間で56万人もの入場者を集め、震災前とほぼ同程度の賑わいを回復した『コミックマーケット82』。その盛況の裏側で、あの『アノニマス』が暗躍していたのをご存知だろうか。 アノニマスといえば、情報の自由に対する敵とみなした官公庁や企業のサーバーに大規模なクラッキング攻撃をしてダウンさせたりするなどの活動で知られる国際的ハッカー集団。そんな彼らが、「表現の自由を守るため有明で抗議活動を行う」との“犯行予告”を行ったと聞いて、記者は現地に飛んだ。表現の自由に関してはこれ以上ないほどフリーダムな同人誌即売会で、いったいどんな活動を仕掛けるというのだろうか? 8月10日の15時すぎ。“犯行予告”があった有明の『やぐら橋』付近は、アノニマスの活動を警戒するために集まってきた警察官が配置され、何やら物々しい雰囲気に包まれていた。とそこに現れたのは、例のガイ・フォークスマスクを被ったアノニマスのメンバーと