(CNN) ノルウェー北部で大晦日の12月31日に大量のニシンの死骸が漂着して海岸を埋め尽くし、地元住民を不審がらせていたが、今月3日までに、死骸のほとんどは海岸から消えていたという。 ニシンが漂着したのは同国北部トルムス県の海岸。交流サイトの「フェイスブック」で騒ぎを知って見物に出かけたという地元の男性は、何千、何万匹という死骸が海岸を埋め尽くしているのを見たと証言、「今日の気温は零下15度だから臭いはしないが、いずれ強い臭いを放つようになるだろう」と地元のテレビ局に語っていた。 ところが現地からの報道によれば、3日までに大半の死骸は海岸から消えていたという。潮流と風によって海に押し流されたとみられ、いずれ死骸は海に沈むだろうと地元市長は話している。 これほど大量のニシンが漂着した理由は依然として分かっていない。海洋研究機関の専門家は地元メディアに対し、ニシンを餌とするタラなどの魚類によ