NTTが250Gbpsでの短距離光伝送に成功したと発表した(NTTの発表、日経新聞)。 光ファイバを使った短距離光通信ではより高速な通信を行うため、単純な0/1の信号ではなく、デジタル信号をアナログ信号に変換してやり取りを行っていた。この変換を行う回路の駆動周波数が30GHz程度であるため、従来手法はこれ以上の高速信号を扱うことができなかったという。今回開発された手法では、入力信号を分割して変換回路の駆動周波数以下に変換した後に2つの変換回路で処理し、その結果を高速に動作する化合物半導体ベースの回路で合成することで周波数帯域60GHzを実現したという。さらにADSL等で使われるDMT変調を利用することで、250Gbps、10kmの光伝送に成功したとのこと。 また、現行の100Gbpsイーサ規格では25Gbpsでの通信を4波長分使用して合計100Gbpsを実現しているが、今回開発された技術を