液晶のシャープが、初めて販売シェア首位から陥落した。3月第1週(3月1~7日)の液晶テレビ販売台数シェアで、東芝(TVS REGZA)が21.2%と初の1位を獲得。シャープは21.0%と、僅差ながら2位にとどまった。BCNが液晶テレビの実売調査を開始した2004年10月第1週(10月4~10日)以来初めて。シャープが続けてきた856週、16年と21週の連続トップシェア記録が途絶えた。全国の家電量販店などの実売データを集計するBCNランキングで明らかになった。 この3年の動きを月次シェアで振り返ると、シャープは下落トレンドが続いていた。18年に3割前後を維持していたが、19年2月以降3割を切り始め、昨年8月以降は25%を下回って推移している。一方、1割程度で低迷していた東芝は19年8月以降15%を安定的に上回るまでに販売を拡大。この1月は20.8%と、初めて2割を突破した。3月に入った週次シ