オバマの記事や報道を見ていて、「もしかして、日本の明治維新で、ペーペーの下級武士だった伊藤博文とかがいきなり首相になった時って、一般庶民から見たら、こんな感じを受けたのかな?」などと考えている。オバマの演説の中で登場する、百歳のおばあちゃんの経てきた時代の流れと、全米各地での祝勝騒ぎの様子を思ってみたら、ちょっとそんな気がしたのだ。 明治維新当時の一般庶民は、何百年も続いてきた徳川幕府がなくなるなど、考えもしなかっただろう。でも、長い時間かけて、水面下ではいろいろと世の中が変化して、それまで全く数にはいっていなかった人々が徐々に経済力や影響力を持つようになって、それまで支配階級だった人々が影響力の面でも少数派となってしまい、ある日気がついたら体制まで変わってペーペーが首相になった。「彼」を支持する人々の区分が、「長州藩」とか「下級武士」とか、そういうちっちゃな区分じゃなくて、気がついたら他