全国のPWRのうち、いくつかの原子炉にはホウ酸注入タンクまたはBIT (Boron Injection Tank)が設置されていない。 コストダウンのために削除されたという話もある。まず、確認のため、全国のPWRのうち、このホウ酸注入タンクがないものを保安院に列挙してもらう。 何日待ってもなかなか回答が来ない。それじゃあ、四国電力に聞いてみるかと尋ねると、驚いたことに、今日あたり役所から回答が行くはずです。 保安院への質問の回答を、電力会社がせっせと作成しているのか? 回答を見ると、関電の大飯3号機、4号機、四国の伊方3号機、九電の玄海3号機、4号機にBITが設置されていない。 北海道の泊2号機の運転開始が91年4月12日、その次にできたのが大飯3号機で91年12月18日運転開始。その後、大飯4号機、玄海3号機、伊方3号機、玄海4号機と続く。 こうした原子炉は、非常時に燃料取替用水タンクか