「ご興味を持っていただけそうな動画があるんですが」 という売り込みを受けて、思いっきり眉にツバを塗りつけた私。「ザクとうふ」とか「クラタス」を嬉々として取り上げたことが知れて、ちょっと変化球なネタはだいたい私にお鉢が回る。だが、こちらも甲羅を経た中年、すぐ底が割れそうな話ならずばっとお断りしないと…ふうん、マジンガーZと来ましたか。永井豪先生原作の、搭乗型巨大ロボットアニメのパイオニア作品ですから、知っている人は多いけれど、その分、うまく広告に使うのはなかなか… と、斜に構えて見始めてから3分半、見終わった時には目から液体が流れんばかり。いや、これはよくできている。自分がよく知っているキャラクターが出てくるCMは、ついついキツい目で見てしまうものなのに、これならファンには愛され、知らない人にも共感を呼びそうだ。生命保険会社という、お堅い業種の企業がよくもまあ。どうやってこんな動画が作られた