元大阪府財政課長の斎藤元彦氏(43)が8月1日に兵庫県知事に就任した後、荒木一聡氏(65)が継続して副知事を務める見通しとなったことが、関係者への取材で分かった。荒木氏は、退任する井戸敏三知事(75)の下で企画県民部長や公営企業管理者などを歴任し、2016年から副知事を務めている。 斎藤氏は、新型コロナウイルスへの対応などを途切れさせないように荒木氏の続投を判断したとみられる。 兵庫県の副知事は、荒木氏と、知事選で敗れた金沢和夫氏(65)との2人体制が続いていたが、今年3月に金沢氏が辞職した後は荒木氏一人となっている。斎藤氏は女性副知事の登用を打ち出している。(紺野大樹)