53年に住金が始めた「ご安全に」あいさつ運動について、住金が発祥である旨が確認できるもの、やり始めたきっかけなどが分かるものはないか。また、鉄鋼業界以外に広まっているそうだが、そのことが確認できるものはないか。 所蔵資料では「ご安全に」あいさつ運動についての記述は見つからなかった。WEBページでは、「ご安全に」あいさつ運動について、またその由来について書かれた資料が見つかったので紹介した。 資料①には「現在、作業現場で広く使われている『ご安全に』という挨拶や、作業前に危険を予想し対策に結び付ける『危険予知(KY)活動』は、当社が始めた活動です。」との記述がある。資料②には「当社で始まった安全活動の中には、全国に広まったものもあります。たとえば現在、多くの企業で日常的なあいさつとして浸透している『ご安全に!』は、昭和26年、製鋼所製鋼課の大中副長が、ドイツの鉱山で『Gluckauf』という『
素人研究についてかって古書店巡りをしていた頃、何人かの素人研究家に出会った。軍歌の研究や、外国語辞書研究、あるいは紫式部の住所を特定する研究など、その全貌はよく分からないのだけど、彼らの話を聞くのは楽しかった。その目的は様々で、完全に個人的な楽しみの人もいれば、自分の研究に多少の自負と色気もあって世間に発表したいという人もいる。 ぶっちゃけた話をすると、50-100万程度の資金を用意し、上手く研究の対象を選び、時間さえかければ、誰もがなにかを発見することは出来る。プロが研究しないことを対象にすれば、そういうことは出来てしまうのである。 ところが素人の研究を発表し、認めてもらうというのはかなり難しい。外国語辞書を研究していた人は、とにかく外国語辞書を集める事が目的だった。選り好みしないという条件が付くけれど、古書店で売られている外国語辞書は安い場合が多い。ひたすら数を集めるのであれば、安価に
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