読了目安[ 15 分 ] 今現在、年金を支払っている人は、年金がどのような条件で、いつから受給できるものか知っているでしょうか。その条件によって、これまで年金の受給資格がない無年金高齢者が数十万人もいたことを知っているでしょうか。 平成29年8月1日より、「公的年金制度の財政基盤及び最低保障機能の強化等のための国民年金法等の一部を改正する法律の一部を改正する法律(年金機能強化法)」が開始され、年金受給資格期間が25年から10年に短縮されたこで、年金の受給資格がない無年金高齢者の数が減ることになります。 日本年金機構によると、年金機能強化法によって新しく年金を受給できる人は、基礎(国民)年金で約40万人、厚生年金も含めると約67万人いると見込んでます。 年金機能強化法の施行は、まだ30代、40代の若い世代にはピンと来ないかもしれません。ただ、今般の年金改正をきっかけに、より深く年金を理解し、