【ニューヨーク=山川一基】米国を代表する2大男性誌が合併か――。「ペントハウス」を発行する米フレンドファインダー・ネットワークスは15日、「プレイボーイ」を発行する米プレイボーイ・エンタープライゼズに対し、2億1千万ドル(約180億円)超での買収を提案したと発表した。 フレンドファインダーは、買収後もプレイボーイ誌を残す考えで、プレイボーイ創業者で編集権限ももつヒュー・ヘフナー氏に引き続き編集を任せるとしている。2誌のブランドとコンテンツを雑誌、インターネットなどで多角的に活用し、収益力を高める狙いだ。 プレイボーイを巡っては、大株主であるヘフナー氏自身も12日、自社を買収する方針を発表した。株式を非上場にして敵対的買収から逃れる狙いがあるとみられる。ライバル誌と創業者による買収合戦に発展する可能性がある。 プレイボーイ誌は1953年創刊。ヌード写真や娯楽情報、社会問題などを取り上げ