中国共産党の習近平指導部は26日、十分な財政支出や苦境の不動産セクターを安定化させる措置に加え、利下げを強力に実施するよう政府や中国人民銀行(中央銀行)に求めた。国内経済の悪化を食い止める緊急性が高まっているシグナルだ。 習総書記(国家主席)を含む党中央政治局員24人から成る政治局は月例会議を活用し経済情勢を議論し、政府に十分な財政支出を行うよう指示。国営新華社通信によれば、政治局は年間経済目標の達成を誓った。 また、不動産価格の「下落に歯止めをかける」ことを推し進める方針も示し、不動産相場の安定化を図る強い姿勢をアピールした。 政治局は、住宅供給過剰の緩和に向け、政府が新規住宅プロジェクトの追加を厳しく管理し、既存のプロジェクトについては改善に取り組むと説明。 ただ、財政支出の規模への具体的な言及はなく、今後数日もしくは数週間内に各省庁が詳細を詰めるとみられている。 中国不動産株のブルー