山田食品産業(埼玉県所沢市)は、7月から主力事業「山田うどん」の屋号を「ファミリー食堂 山田うどん食堂」に変更し、8年ぶりに新規出店を再開する。出店場所は郊外の交通量の多いロードサイド。近年は、外食業界の競争激化で既存店売上の営業力強化に注力してきたが、収益向上へ新規出店が必要と判断し、出店再開を決めた。山田裕朗社長は、「これまでは経営改善など、自社の足元強化を進めてきた。今後は今までの山田うどんのイメージを踏襲しつつ、よりファミリー層の取り込みも図りたい」と決意を示している。 山田うどん、居酒屋業界に初進出 ■デザイン一新 7月以降に新規出店する場所は4カ所で、県内ではふじみ野市、さいたま市見沼区、入間市、県外では神奈川県平塚市。4店ともに交通量の多い国道や、県道沿いの郊外となっている。 「山田うどん」は、うどんなどの麺類以外に定食や、サイドメニューも提供しており、「実質的には食堂」(同